耐震性能を上げるために筋交を追加
千葉県松戸市の現場で進んでいる既存住宅リノベーションプロジェクトは、内部の解体工事み、既存の筋交を確認しつつ、筋交を追加する場所、構造用合板を追加する場所を確認しました。
今回は、クライアントのご両親が大切にしてきたご自宅を今後も住み続けられるように、また1階を地域に開いた場所にしたいということから、耐震性と断熱性を高めながらリデザインしています。
「千葉県松戸市で既存住宅の耐震断熱改修プロジェクトが始まります〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.01〜」
このプロジェクトでは内部から解体し、新たな筋交や断熱材を追加することにしました。
上の写真の壁にあるのが既存の断熱材です。この断熱材を剥がし、現在の仕様の断熱材に交換していきます。
例えばこちらは和室の押入れの内部を解体し、外壁側の壁にあった断熱材を剥がし、そこに新たに断熱材を入れるのですが、断熱材を入れ替える前に既存の筋交があったのでそこに新たに筋交を追加しました。この時代の筋交は金物で固定されていないので、既存の筋交を金物で留めてから断熱材を入れて壁を仕上げていきます。
こちらは玄関ポーチの部分の外壁なのですが、この外壁の内部側は書斎となっており、造作の本棚が壁に作られていました。そのためこの本棚を壊したくなかったので、ここは外部から筋交の追加と断熱材の入れ替えを行います。
こちらは居間から玄関を見た写真ですが、ここに新たな筋交を追加する計画だったので、この下地の壁を剥がし、大きな扉と窓に変更します。そうすることで開放的な玄関となり、また店舗となる居間から玄関が見えるのでお客さんが確認できるようになります。
こちらは前回のブログで書いたトイレですが、腐った土台を交換し、その工事とともに筋交を入れつつ既存の断熱材を剥がし、新たな断熱材を入れていきます。
このように筋交を入れて耐震性能を上げるにあたり、松戸市の補助金、「木造住宅の耐震診断費補助金」や「木造住宅の耐震改修費補助金」の申請をして、設計費・工事費の一部を松戸市に補助してもらいます。
「木造住宅の耐震診断費と耐震改修費の補助金による耐震改修と断熱改修〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.05〜」
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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