初の試み、モルタルのアイランドキッチン
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅の現場では、建て主の要望で初の試みをしました!
それは、モルタルのアイランドキッチン!
キッチンといえば、人工大理石やステンレスが多く、変わったキッチンというと木で作ったキッチン、
高額になりますが、大理石のキッチンなどが思い浮かぶと思います。
しかし、今回は上記のこれらではなく、モルタルを塗ったキッチンを建て主の希望で設計しました。
人工大理石やステンレスなどは、仕上げ方の違いや色味などの違いはありますが、ほぼ同じです。
しかし、モルタルは職人による手仕事のため、同じものはありません。
松戸の家4の建て主のために、職人がコテでモルタルを塗って仕上げた、世界に1つだけのキッチンです。
キッチンの横には、キッチン周辺の照明のスイッチをつけました。
キッチンのタイプ
キッチンのタイプには、壁を向いたキッチンか対面キッチンがあり、最近では対面キッチンが多くなっていると思います。
キッチンは女性からの要望が多く、女性の方が新たな住まいでどのような生活スタイルを実現させたいかにより、
キッチンのタイプを最終的には決定してはいますが、一番最初の基本計画の時には、対面キッチンで提案するように
しています。
それは、自分が壁を見ながら料理をしていても楽しくないし、外の風景や家族の顔を見ながら料理ができたが方が
キッチンで孤立することがないからいいかなと考えています。
松戸の家4(FLAT HOUSE)の内部
内部は、石膏ボードのパテ処理が終わり、下地を塗る準備ができあがっていました。
石膏ボードの黄土色した壁が真っ白な空間に変わると、ガラッと雰囲気が変わると思うので、
壁や天井の仕上げができた空間を見るのが楽しみです!
初の試みのお風呂
松戸の家4(FLAT HOUSE)では、お風呂も初の試みをしています。
次回のBlogでは、お風呂が仕上がった所の写真を撮れると思うので、その時にまた書きたいと思いますが、
建築が好きな建て主だけあって、こだわりが詰まった住まいとなっています。
そんな住まいを、建て主のご好意により、内部を見学できる機会を作らせてもらいました。
松戸の家4(FLAT HOUSE)のオープンハウス(内覧会)のお知らせ
建築が好きな建て主の夢が詰まった住まいを、建て主のご好意によりオープンハウス(内覧会)を開催させて
いただくことになりました。
建築設計事務所がモデルルームを持つことはほとんどないため、建築設計事務所が設計した住まいを見る機会は
滅多にないと思います。
ハウスメーカーのモデルルームはどことなく華美な部分があったり、広かったりと実際のイメージとはかけ離れた
部分が多々あります。
今回の住まいは、決して広い家ではなく、一般的な住まいの広さになっているため、
これから家づくりを考えている方には、参考になる部分があるのではないかと思っています。
ぜひそんな空間を体験しにきて欲しいなと思っています。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
木工事に入り、細かい納まりの打ち合わせをすることが多くなってきてからは、そのことを痛感するとともに、非常に助かっています!
工事金額の見積の時には相見積を要望する方が多いですが、私は見積と職人技術は比例すると考えているので、
「見積金額だけでは判断できませんよ」と伝えるようにしている。