千葉県松戸市の新築住宅の現場で内部の仕上工事が始まりました!
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅の現場で、いよいよ内装工事の仕上工事に向け、下地の工事始まりました!
内部の工事は、前回の段階で木工事が終わり、内部を区切る間仕切り壁が完成しました。
部屋と部屋を仕切る壁は、石膏ボードというボードで仕切っていきます。
下の写真だと、黄土色に見える壁が石膏ボードになります。
ほとんどの建築の壁や天井の下地が、この石膏ボードになっていると思います。
この石膏ボードのつなぎ目は谷のようになっているのと、壁や天井に留めるときにビスを使うため、凹凸ができます。
この凹凸をパテで埋めて滑らかにしないと、内部の仕上げをしたときに、下地の凸凹が仕上に現れてきてしまうのです。
そのため、パテで埋めていくのですが、下の写真だと白い部分がパテを埋めた場所になります。
仕上げをするにはパテで埋めただけではダメで、埋めたパテをヤスリで平滑にしないといけません。
下地で隠れるからと、平滑にするのをおろそかにすると、仕上げに影響が出てきてしまうので、
この下地処理がとっても大切なんですね。
今回初めて現場で見たのが、上の写真の職人が足に取り付けている道具です。
気になって調べてる見ると、アルミ製竹馬という道具でした。
このアルミ製竹馬という道具を足に取り付けることで、ハシゴを使った足場をつくらずに済みます。
一度DIYをしてみるとわかると思いますが、足場の上り下りや、足場を動かす作業は本当に大変で、結構時間が取られます。
しかし、このアルミ製竹馬を使えば高いところに手が届き、パテのやすりがけできるのです。
これは、とっても便利そうだなと思いました!
今回の新築住宅の初の試み、その1
新築住宅の設計では、キッチンはだいたいシステムキッチンになってしまうことが多いのですが、今回のキッチンはフルオーダーキッチンです。
その仕上げがさらに珍しく、ステンレスでもなく、大理石でもなく、モルタル仕上げのキッチンになります!
上の写真のキッチンをよくみると、職人がキッチンにモルタルをコテで仕上げているんです。
今回のキッチンはかなり細く作っているので、モルタルをコテで塗る職人さんは大変だと言っていました。
その分、もちろん費用はかかっていますが、このキッチンはどの家を訪れても見ることがない、オリジナルキッチンで、
世界に1つしかないキッチンとなります。
今回の新築住宅の初の試み、その2
今回の新築住宅では、お風呂も初の試みをします!
よくみるユニットバスではなく、FRPという防水で仕上げた、こちらも完全オリジナルのお風呂になります。
建築家が手がけた住宅では最近よくみるFRP防水のお風呂ですが、弊社では初の試みとなります。
私自身、色々なことに興味を持ち、新しいことにチャレンジをするのが好きなので、
「こんなことをしてみたい!」と言っていただけば、その実現に向けて建て主や作り手と一緒になってチャレンジをしていきたいと考えています!
上の写真はまだFRP防水の下地の段階なので廃墟みたいになっていますが、仕上がりは真っ白な明るいお風呂となるので、出来上がりがとっても楽しみです!
オープンハウス(内覧会)のお知らせ
前回のBlogで、こちらの松戸の家4(FLAT HOUSE)のオープンハウス(内覧会)のお知らせをしています。
これから家づくりをされる方には、ぜひ一度、ハウスメーカーではない家づくりを体験していただければと思います。
今は情報が溢れておりネットや雑誌などで色々なイメージを見ることができると思いますが、
建築は手にとって見るデザインではなく、空間に入って初めてその良さを感じられるデザインだと考えているので、
ぜひその空間に訪れて欲しいなと思っています。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
木工事に入り、細かい納まりの打ち合わせをすることが多くなってきてからは、そのことを痛感するとともに、非常に助かっています!
工事金額の見積の時には相見積を要望する方が多いですが、私は見積と職人技術は比例すると考えているので、
「見積金額だけでは判断できませんよ」と伝えるようにしている。