千葉県松戸市で進んでいる新築住宅現場で、床下空間を活用した試み
松戸の家4(FLAT HOUSE)のBlog
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅、松戸の家4の現場。
基礎の工事、アプローチの階段工事が終わった現場は、基礎の内側の断熱工事に入りました。
クライアントの夢の1つに床暖房があり、今回はクライアントの要望でエアコンで床下を温め、その暖気を室内に取り込むガラリを床に取り付けることにしています。そのために、色々なことを総合的に考え、床下内部の外部に断熱材を敷きこむことにしました。
以前、基礎の下と立ち上がりの外側で断熱する外断熱をし、ファンコイルユニットで床下から部屋全体を温めることはやったことがありますが、今回の基礎の内側の外周だけを断熱し、家庭用エアコンで床下を温める方法は、初めての試みです。
深基礎の立ち上がりとアプローチ階段が荒々しい表情の松戸の家4の現場
松戸の家4の敷地は、前面道路から約90cm高くなっているので、高くなった場所に建物を配置しました。そのため、玄関ポーチに行くための外階段が必要となり、1階を支える基礎が高くなっています。
その外階段は建て主と一緒に、どれぐらいの高さが登りやすいか、色々な階段を登って一緒に決め、緩やかな階段となっています。階段の横は駐車スペースとなっているので、階段は斜めになっています。
コンクリートの荒々しさ、コンクリートブロックの壁の素材感が、私は好きです。
男だから荒々しいのが好きなのかな?
それよりも素材感を感じれる表情が好きなんだと思います。
建物ができる前の荒々しい現場は、素材を感じることができ、光景です。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。