柏の家2(回遊する家)の現場が動き出す
今年の始めに相談があり、基本設計と実施設計を進めていた千葉県柏市のプロジェクト、柏の家2(回遊する家)の地鎮祭を行いました。
地盤調査をした時には雑草が結構生えていたので、事前に工務店が刈ってくれて、ブルーシートと地縄をしてくれていました。
地盤調査〜柏の家2(回遊する家) Project Vol.02〜
地縄とは、建物の位置を決定するために建物の外周の中心線上に縄やビニル紐を張り、建物の位置を地面に表す作業のことを言います。
上の方から見ると建物位置はこんな感じ。
今回の柏の家2(回遊する家)の平面は正方形の形をしていて、玄関の位置が少しへこんでいます。
上の写真だと白い線が建物の外周線で、その右側のへこんでいる部分が玄関になります。
地鎮祭
地鎮祭を行った日の前日は雨が降っていたので、工務店が事前にブルーシートを敷いておいてくれました。
このように気を利かせてくれるのは嬉しいですね。
最近では、簡易的な地鎮祭を行うこともありますし、地鎮祭を行わないところもあると思いますが、やっぱり地鎮祭を行うのは大切だなとつくづく思いました。
地鎮祭を行うと費用がかかりますが、一生に一度のことが多い大切な家づくりを神様に見守ってもらいながら、「これから家づくりが始まるんだ」という節目の儀式だと思うので、できる限り地鎮祭などの祭事はやっていただけたらたと考えています。
一緒に家づくりをする工務店、株式会社助川工務店
柏の家2(回遊する家)の家づくりを一緒に進めてくれるのは、千葉県柏市にある工務店、「株式会社助川工務店」さんです。
明治20年創業の老舗の工務店。
西暦だと1887年に創業されています。
そうなると、今年の2019年で132年。
助川工務店さんとは、今まで
松戸の家3(ゲルのある家)
松戸の診療所(無垢な診療所)
我孫子の家1(路地裏のある家)
と3つの仕事を一緒にさせてもらっています。
今はだいぶ寺社の仕事が少なくなっているようですが、昔は宮大工としても職人仕事をされていて、昭和61年(1986)に三代目の助川秋蔵さんが、労働大臣より 「現代の名工」 として卓越技能賞受賞されています。
自社設計施工をしながら設計事務所とも多く仕事をされてますし、自社大工を育ている工務店で、経験・知識・引き出しが豊富な工務店だと、いつも一緒に仕事をしながら感じます。
建主と一緒に見学した松戸の家3(ゲルのある家)
建主が、弊社で設計をさせていただいた松戸の家3(ゲルのある家)を気になっていたことから、以前、松戸の家3(ゲルのある家)を建主と一緒に見学させてもらいました。その松戸の家3(ゲルのある家)も助川工務店さんに建ててもらい、しかも今回の松戸の家2(回遊する家)の現場監督と棟梁が松戸の家3(ゲルのある家)と同じ方なので、これからの現場が楽しみです!
家づくりの見学会〜柏の家2(回遊する家) Project Vol.01〜
さらに、今回は建主と一緒に高知に行って高知の林業を見学したりし、現場が始まる前から濃密な時間を共有させてもらっています。
柏の家2(回遊する家)と訪れた高知
弊社は高知とのつながりが強く、その関係で高知の杉を使ったサーモウッド、コーモクスーパーでウッドデッキを作ったりしています。
その高知に建主と一緒に訪れた時の記事は下記リンクからどうぞ!