土佐材パートナー企業になりました
数年前に高知県に訪れた時に空から高知を見ると、「森の県」というのがわかるほど森が多いのが印象的でした。
その「森の県」の高知とつながりができ、「土佐材パートナー企業」に認定されました。
パートナー企業になったきっかけは、土佐材を使ったサーモウッド、「コーモク・スーパーサーモ(サーモウッド)」を高知県の方から紹介していただき、松戸の家3(ゲルのある家)でウッドデッキを作ったことがきっかけです。
事務所のウッドデッキを作った時はフィンランドのサーモウッドを使ったんですけど、コーモク・スーパーサーモ(サーモウッド)の作られる工程と材料の質、さらには日本の木材を使えるという点から、コーモク・スーパーサーモ(サーモウッド)を使うことにしました。
松戸の家3(ゲルのある家)のウッドデッキを住まい手と一緒にDIYで作ったので、気になる方はこちらの記事をどうぞ!
「国産材サーモウッドを使ったウッドデッキ製作ワークショップを開催します!」
「土佐材パートナー企業」は、高知県のパートナーとして、県外で土佐材や高知気のPR活動を年に1回ずつ行うことで認定されます。
PR活動というのは、広報活動とイベント活動があり、広報活動はHPでの宣伝活動、住宅情報誌への掲載、パンフレットへの掲載などがあり、イベント活動は住宅見学会への開催、産地見学会への参加、セミナー等で土佐材の紹介などがあります。
高知県が行う「土佐材産地見学ツアー」
高知県では住宅用建築材に「土佐の木」を使用してもらえるように、実際に森や原木市場・製材工場などを見てもらう「土佐材産地見学ツアー」を行なっています。
「土佐材パートナー企業」になることで、この「土佐材産地見学ツアー」に参加することができるんです。
この「土佐材産地見学ツアー」に建て主と一緒に参加できることが、「土佐材パートナー企業」になった大きな理由ではあります。
普段生活をしていたら、「森の木・山の木」のことを考えることはないと思います。
しかし、家を建てるとなると、材料としての木、つまり建材の木材のことは話に出てきます。家の構造のことで木造住宅として柱や梁のことを考え、フローリングやカウンターなどの内装材で建材としての木材の話が自然に交わされます。
しかし、あまり「建材としての木材」を「森の木・山の木」として捉えることはないような気がします。
住宅では大量の木を使うので、家を建てるというタイミングで「木材」を「建材」として捉えるのではなく、「森の木・山の木」として捉えてもらいたくて、建て主と一緒に参加する「土佐材産地見学ツアー」は、とってもいい機会だなと考えました。
高知県は広いので、馬路村・魚梁瀬コース、苓北地域コース、高知市近郊コース、梼原町コース、四万十川コースがあります。
今回は、1泊2日の産地見学ツアーだったので、四万十川コースなどの遠くには行かず、高知市から行ける範囲でツアーを組んでもらいました。
森の中で大気中の二酸化炭素を吸収して大きくった木材は、家となってもCO2を蓄え続け、一軒の木造住宅を建てるということは都市のなかに森を作るのと同じ効果があるといわれる理由です。
都市部に人口が集中し、木造住宅が多く建てられている現状を考えると、都市部に住んでいる人と森はは木の家でつながっているのです。高知県では、森から製品ができるまでの道のりを尋ねる「土佐材見学ツアー」を行なっており、こういった機会を通して、日本の山・日本の森について、思いを馳せてもらえたらと思っています。
また、地域には美味しい食べ物がたくさんあるので、食を通して地域のことを知ってもらえればとも思っています。