江戸川区で始まったリノベーションプロジェクトの解体現場
東京都江戸川区でリノベーションプロジェクトの現場が動き出しました。今回のリノベーションプロジェクトは、集合住宅の1室をほぼフルリノベーションするプロジェクトです。
今回のプロジェクトの構造は鉄骨造で、解体が終わると構造の柱や梁が露わになりました。
建主の理想は鉄筋コンクリート造(RC造)で、天井や壁、梁などを構造のコンクリートむき出しがよかったのですが、残念ながら今回は構造をむき出しにすることができません。
鉄骨造の場合、構造の梁や柱を火から保護する耐火被覆が必須になります。
その耐火被覆は、上の写真の天井や床にもこもこしているものが耐火被覆になります。予算が厳しいということから、最初はこの耐火被覆を現しにしたままにしようという話もあったのですが、最終的には耐火被覆を隠してスッキリした感じにします。
リノベーションプロジェクトで初めてみたドレン菅
今までリノベーションプロジェクトを10件ほどしているでしょうか。
古い建物をリノベーションしたプロジェクトもあるのですが、今回初めての経験がありました。
それは、エアコンのドレン菅(エアコンから出てくる水)が室内を上下階で通っていることでした。
既存の図面を確認して、水回りの配管などが通るパイプスペースなどは確認していたのですが、まさか柱の横を使ってドレンを上下階で通しているとは思いませんでした。
柱の左横の銀色の断熱材に被覆されているのが2階から落ちてきているドレンです。
2階から通っているドレンは、そのまま下の階まで通っています。
既存の図面には描いてなかったので、扉の位置を変更しなければいけなくなりましたが、しかしこのドレンが室内を通っていたことにより、エアコンの位置が自由に決められたのでよかったです。
懐かしい墨出し
解体が終わった後に見つけた、この集合住宅が建てられた時に床に書かれた墨出し。つまり20年以上も前の墨出しです。
私は、建築の大学を出ておらず、大学を卒業してから夜間の専門学校に通って建築の勉強をスタートさせました。
その時に、昼間の仕事として、墨出しの仕事をしていました。この墨出しの話をもっとしたいなと思ったので、機会を改めてまた墨出しのお話をしたいと思います。
その、建築の大学を出ていない話について、以前Blogに書いたので、興味がある方は覗いてみてください。
「建築の大学を出ていない者が「建築家」に憧れヨーロッパを旅した日々」
今回の施工パートナーは、関内建匠有限会社さん
今回の現場は、江戸川区ということもあり、現場の近くの工務店さんを声がけをさせていただきました。
弊社では、できる限り現場近くの工務店さんを探し、お願いするようにしています。理由は、台風など自然災害で何かあった時にすぐに対応してもらった方が建主さんが安心できると考えているので、現場近くの工務店さんを探しています。
今回のプロジェクトは、短期間で予算が厳しいプロジェクトだったため、2社の工務店さんに相見積のお願いをし、決まったのが関内建匠有限会社さんです。
Blogでは載せきれない写真をSNSにのせています
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