築25年の鉄骨造の断熱改修
現在進んでいるプロジェクトは、鉄骨造の集合住宅の1室をリノベーションするプロジェクトです。
この建物は築25年のため、断熱が心配でした。そのため、解体工事を始める前に建主に壁の一部を壊してもらい、断熱材が入っているか確認してもらいました。
それが、上の写真の窓の右側の穴です。
案の定、断熱材が入っていなかったので、建主に、「まずは住み心地をよくするために、見えない部分にお金をかけてください」と伝えました。
予算が少ないプロジェクトだと、見えない部分にお金をかけたくないと思うのが通常だと思いますが、天井も壁も床を剥がすタイミングはなかなかないため、このタイミングで断熱改修をすることを進めました。
そこで、当初は粉末の断熱材を吹き付ける発泡ウレタンの断熱材を想定していたのですが、全体の予算を考え、建主や工務店とも相談し、板状の断熱材、押出法ポリスチレンフォームで断熱改修をすることにしました。
上の写真の右側の台に乗っている青いのが押出法ポリスチレンフォームのスタイロフォームです。
そのスタイロフォームが壁に施工された現場。
詳しい相談があったのが、今年の5月末。
それから2ヶ月で断熱改修がされ、床の下地材も施工されています。
下地工事が進む現場
現場は8月末の引渡し、1ヶ月後の引渡しに向けて進んでいます。
今回のプロジェクトでは、お風呂と洗面所はいじらず、トイレと洗濯機スペースを移動させ、できるだけLDKを広く取ることが建主の要望でした。
ただ、トイレを動かす時は排水の勾配を考えなければいけないので、費用をかけずに進めようとすると、水回りの位置を大きく変えないことが重要になります。
そうゆうこともあり、このプロジェクトでは間取りの要望がシンプルだったということもあり、このスピード感で進めることができています。
部屋の中央に立ち上がっている木部が、トイレや洗濯機スペースとまります。
もともとトイレは部屋の中央にあったので、その位置はほとんど変えず、部屋の中をぐるぐる回遊できるようにします。
千葉県柏市で進んでいたプロジェクト、柏の家2(回遊する家)と同じですね。
今回の施工パートナーは、関内建匠有限会社さん
今回の家づくりのパートナーは、現場と同じ江戸川区に会社がある関内建匠有限会社さんです。
平成13年に創業し、工務店としては新しい工務店ですが、多くの設計事務所と仕事をしていたり、施工事例などを見させていただき、今回一緒に家づくりを進めていくことになりました。
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