2007年3月17日 ポルトガル/リスボン
天気は晴れ。
この日撮影したのは、43枚。
使ったお金は、€10.62(¥155.09(七十七銀行参照))。
今日は、社会コミュニケーション学校を見学しに行ったが、案の定、中には入れず。しかも探すのにかなり周りを歩いたし、襲われたら助からないような場所を通ったからちょっとこわかった。でも、結構安全な都市だな。
バスは0時15分発しかない。次の都市、Portoには3時に着いてしまう。どうしよう…。3時に着いたって動けないだろうし。Lisbonのバス停は、屋内に席がなく、待っているのが外のため、排気ガスで臭いし、寒い、最悪。Portoもこんなんだったらどうしよー!(当時の日記より)
Communication School(社会コミュニケーション学校)
設計は João Luís Carrilho da Graça(ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ)
建設年は、1993年。
設計者は、前日に訪れたExpo'98の「EXPO'98 海の知識館」を設計しています。
その記事についてはこちら。
「Grand Tour 2007 回顧録 ポルトガル/リスボン Part-2−1」
この海の知識館の印象が強く、設計は João Luís Carrilho da Graça(ジョアン・ルイス・カリーリョ・ダ・グラサ)が設計したCommunication School(社会コミュニケーション学校)を見に行きました。
Communication School(社会コミュニケーション学校)は、市街地から外れた場所にあり、地下鉄で行くこともできましたが、街の名も無い建築物を見るのが好きなので、歩いて行きました。今はGoogle Mapがあるから便利ですが、旅をしていた当時はスマートフォンもなく、本を見ながら動いていたのでよくやっていたなと思います。
これがCommunication School(社会コミュニケーション学校)。ここのアプローチ階段が見たくて訪れたのですが、学校ということもあり、門の警備員に見学させて欲しいとお願いしたが、入ることができませんでした。
当時の日記にも書いてますが、ここまで来るのに、結構辺鄙な場所を通って怖い思いをしてたどり着いただけに、残念な思いでしたが、しょうがない。ということで、周りだけでも見ることにしました。以下は持ち歩いていた本からの抜粋です。
Communication School(社会コミュニケーション学校)は、典型的な郊外環境にコンテクストの中に横たわる長い白亜の美形。構成は、長い基壇部分とその上部でL字に突出するふたつのストラクチュアがハイセンスな雰囲気を発散させている。
機能的には、長い直方体には、オーディトリアム、ラジオ・テレビ用のスタジオなど大きな空間があり、低層棟には2層に渡る教室フロアとテラス付きのカフェテリアがある。高層棟は管理オフィスとなっている。
ヨーロッパ建築案内1
内部に入れなかったので、敷地の周りを歩き回って見学。
Amoreiras Towers Complex(アモレイラス・タワー・コンプレックス)
設計は Tomas Taveira(トマス・タヴェイラ)。
建設年は、1981年。
浅草のアサヒビール本社を彷彿させるAmoreiras Towers Complex(アモレイラス・タワー・コンプレックス)。
このタワー群は巨大で、正方形プランをもつオフィス用の高層タワーが3棟と、L型プランの住居用高層棟1棟からなる。
そしてこのタワーの基壇部分には、「都市の中の都市」と言われるショッピングセンターがある。
基壇部分は1、2階がショッピングモールとなっており、通路の上部はガラス張りとなっており、明るい空間となっていた。
日本だと通路の両脇にお店があるが、ここでは1階の通路の真ん中にもお店があり、その上で飲食できるようになっていた。その上がガラス張りということもあり、屋外のような屋内空間で食事ができるのは、明るくて気持ちがいい空間を創っていると感じた。
Lisbon(リスボン)で気になった建築
日本の低層の集合住宅は、南側はほぼ全てバルコニーになっていて単調で面白くないが、スペインやポルトガルで見かける集合住宅は南側信仰がないせいか、単調ではない。
南側にはバルコニーもあるが、バルコニーを部屋のようにしている場所もある。日本だと2方向避難が必要になるため、南側はバルコニーとなり、さらに上下階を避難梯子で結ばなければいけないため、どうしても同じものが繰り返しとなり単調になってしまうのだが、どうにかならないものだろうか。
歩いていてたまたま見つけたベンフィカというサッカーチームのホームスタジアム、「エスタディオ・ダ・ルス」。
この建物は、屋上の屋根が各階にも反映されていて、そのバルコニーがリズムを生み出しているようで気になった。なぜかル・コルビジェかバウハウスが頭に浮かぶ建物。
Lisbon(リスボン)で気になった風景
この旅で使う金額には上限があるため、めったに贅沢はできないのだが、外から見えたカフェの内部が気になり、立ち寄ったカフェ。
カフェだけどクッキーなどが綺麗に並んでいて、吸い込まれるように入ったカフェ。
ちゃんとエスプレッソをオーダーし、それから許可を得て写真を撮っていますが、撮っている本人が鏡に写ってます。
リスボンのトイレの洗面台。洗面台が濡れていると管理されていないなとか、使う人たちが無意識すぎるなと思ってしまうことがるが、洗面台が洗面器であれば濡れていても気にならない。掃除するのも簡単そうで、このアイデアはどこかでトライしてみたいと思っています。
これと同じようのことがオーストラリアでもあり、オーストラリアの男子トイレは小便器が並んでいるのではなく、グレーチングの上に立ち、壁に向かってするトイレがあった。その壁にはちゃんと水が流れていて、詰めてすることもできる。さらに、立つ場所がグレーチングなので、床に散らかることがなく、掃除の時はこのグレーチングをとって水を流せば終わる。とっても合理的なトイレでした。
Grand Tour(建築の旅)に出た理由
なぜ、ヨーロッパの建築を見て回る旅、Grand Tourに出たか。
その理由は、こちらのブログに書いたので読んでみてください。
建築の大学を出ていない者が「建築家」に憧れヨーロッパを旅した日々
これまでのGrand Tour(建築の旅)2007
これまでのGrand Tourの記事はこちらから
「Grand Tour 2007 回顧録」
Blogでは載せきれない写真をSNSにのせています
大畠個人のInstagramでは、Blogに載せきれない写真を随時アップしているので、こちらも是非覗いてみてください。
Instagram:@ryoji.ohata
Facebookをやっている方はこちらから
Facebook:@大畠稜司
Twitterをやっている方はこちらから
Twitter:@RyojiOhata
Linkedlnをやっている方はこちらから
Linkedln:@Ryoji Ohata
弊社設計事務所のInstagramでも、現場や今までの事例などをアップしているので、こちらも是非!
Instagram:@ryojiohataarchitect_official
Facebookをやっている方はこちらから
Facebookではリンクが貼れるので、オープンハウスやイベント情報を載せることが多いです。
Facebbok:@大畠稜司建築設計事務所
Twitterをやっている方はこちらから
Twitter:@RyojiOhataAAA
Linkedlnをやっている方はこちらから
Linkedln:@大畠稜司建築設計事務所
是非、個人も設計事務所のアカウントもフォロー、いいねをしていただいて、情報をシェアしてください!
よろしくお願い致します!!