初めて採用したインプラス(二重窓)と木製窓
昭和55年に完成した建物の耐震断熱改修工事が進んでいる千葉県松戸市の既存住宅リノベーションプロジェクトの現場では、二重窓のインプラス(LIXIL)が取り付けられました。

この二重窓のインプラスと木製窓を弊社で採用するのは初です。これまで色々なプロジェクトに関わらせていただいているので二重窓のインプラスは採用したことがあったと思ったのですが、今回初めて採用する建材でした。
これまでのプロジェクト→

1階のリビングのお客さんの目につく場所は、LIXILのインプラスの「インプラス for renovation」を採用しました。インプラスの素材は樹脂製で、最近になって意匠性が高い窓「インプラス for renovation」が出たので以前より提案したくなった建材です。

二重窓の特徴
二重窓を提案するとよく言われるのが「窓を開けるのに2回開けなきゃいけないんでしょ」と言われますが、確かにその通りですが、予算と効果を考えると有用だと思います。ただ、既存の窓の建て付けも重要です。隙間が大きい窓ですと下記の二重窓の特徴は半減してしまうでしょう。
・断熱効果:既存の窓と二重窓の間にうまれる空気の層が断熱効果を発揮します。
・結露軽減:二重窓の断熱効果により結露の発生を抑えます。
・遮音効果:既存の窓と二重窓の間にうまれる空気の層が防音壁となり内外からの音を半減します。
・UVカット:二重窓にLow-E複層ガラスを採用することで紫外線をカットすることができます。
・侵入抑止効果:二重窓になっていることでロックされている窓が2つとなり、さらに二重窓を「防犯ガラス」にすることでさらにガラス破り対策になります。
キッチン、ショーケースのデザイン
松戸の家6では地域に開いた場所にしたいということから始まったプロジェクトで、この場所を継続的に続けていく方法について下記のBlogで書いています。
「既存住宅の耐震断熱改修プロジェクトの工事が始まります〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.02〜」

この場所を持続的な場所としてしていくために奥のキッチン、キッチンの手前のショーケースが納まる場所、キッチンと客席隔てるバタフライ扉もデザインしました。
道路側の塀の解体
以前、中京大学でこのプロジェクトについて話したのですが、その時に学生にどのようなこの場所が活用できるかといきなりワークショップをしてみました。
「名古屋市の中京大学で学生に話したこと」

その時に多くあがったのが「地域に開いた場所にするには中が見えづらくて入りづらい」とのことでした。そのことは私も気になっていて提案していたことですが、外構は予算で削られることが多いため塀を解体できる不確定でした。

しかし、学生の話をクライアントに伝え、塀を解体することが決まり、塀の周辺の植栽は一部移植し残すこともできました。

翌日は塀の解体と植栽の移植が終わり、これから外構を新たに作っていきます。

松戸の家6は事務所から自転車で5分ぐらいの近所で事務所の前のさくら通りを通って現場に通っています。この時期は桜がとても綺麗で、さくら通りに事務所を構えたことで4月は毎日お花見ができます。
千葉県松戸市の耐震診断改修費の補助金を採用
こちらは松戸市の耐震診断と耐震改修費の補助金を活用して改修しています。
「木造住宅の耐震診断費と耐震改修費の補助金による耐震改修と断熱改修〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.05〜」
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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