内部の仕上工事がほぼ完成
千葉県松戸市の昭和55年に完成した建物の耐震断熱改修工事が進んでいる既存住宅リノベーションプロジェクトの現場では、内装工事がほぼ終わりました。

こちらは書斎。書斎は既存の本棚をそのまま残すため断熱材の入れ方を工夫しました。扉がついた本棚の書斎は理想です。自分の書斎を作るのであればガラス扉を付けたいですが、費用を考えると躊躇ってしまうだろうなと今から想像ができます。

キッチンは既存のキッチンに思い入れがあるとのことだったので、こちらも断熱材と筋交の入れ方を工夫しました。

クライアントの思い入れがあるものはリビングにも。リビングのステンドグラスの窓も残してほしいとのことだったので、筋交の位置を工夫しながら耐震改修をしました。壁の仕上材は、弊社で標準仕様となったエコフリースです。このエコフリースは、素材感も好きですが建売住宅の新築の匂いがないのも気に入っています。
エコフリースについてはこちら
「名古屋の家1で採用したエコフリース」

床材はこの屋久島の地杉。本土の杉の木目よりはっきりしているなと思います。この屋久島の地杉については別の記事で紹介したいと思っています。和室の柱と障子の上の垂れ壁のクロスはこの家の面影を残すためにも手をつけないようにしました。

2階の和室だった部屋は半分をフローリングにして、残りは畳にします。元々和室で柱が壁に隠れない真壁となっていたため、あえてそのまま真壁にすることにしましたが、筋交や断熱材を追加することで納まりを考えるのがとても大変でした。

2階の和室の引き戸には、以前の襖に組み込まれていた部分を綺麗に外してもらい、新しい引き戸に引き継ぐことにしました。

こちらは納戸ですが元々は2階のトイレだったので窓がありました。納戸なので仕上はエコフリースより安い量産品のビニルクロスにしたのですが、せっかくだから色で雰囲気を出そうと思って選んだクロスに窓からの光が綺麗に入っていたのでつい撮ってしまいました。
千葉県松戸市の耐震診断改修費の補助金を採用
こちらは松戸市の耐震診断と耐震改修費の補助金を活用して改修しています。
「木造住宅の耐震診断費と耐震改修費の補助金による耐震改修と断熱改修〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.05〜」
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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