外壁の仕上げの準備が始まりました!
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅の現場で外壁の仕上工事が始まるため、現場は下地の工事が進んでいて、
今回の住宅の外壁は湿式工法なので、その下地の準備として黒いアスファルトフェルトとラス網が張られていました。
以前までの下地は、木下地が張られた状態だったので温かみのある雰囲気でしたが、
モルタルの下地となる黒いアスファルトフェルトが張られることで、雰囲気がガラッと変わります。
上の2枚の写真を見比べるだけでも、外壁の仕上が街並みを大きく変えるので、外壁選び、建物の形状は重要です。
アスファルトフェルトで覆われた松戸の家4(FLAT HOUSE)を横から見ると、船のように見えます。
戸建住宅の外壁の工法
戸建て住宅の外壁には「乾式工法」と「湿式工法」があります。
「乾式工法」は、水を用いないサイディング仕上などで「湿式工法」は施工に水を使用する左官仕上げなどがあります。
外壁が決まるまで
建物の平面を決めながら外観のイメージを固めていき、それと同時に外壁の仕上げのイメージを決めていきます。
ある程度イメージが決まると、仕上げの質感や色などをサンプルを取り寄せて決めました。
質感や色なども大切ですが、外壁の機能も確認しながら決めていきます。
今回の仕上げの機能としては、耐候性・防藻・防カビ性・汚れ抑止・可とう性などがあります。
耐候性:退色の非常に少ない顔料を使用。色褪せが極めて少なく、いつまでも仕上がりの美しさを保ちます。
防藻・防カビ性:防藻・防カビ作用により、長期にわたって繁殖を防ぎます。
汚れ抑止:塗膜が水になじみやすいので、汚れの付着を防ぎ、美観を長期間保ちます。
可とう性:柔軟性のある塗膜が、たわみや曲げなど下地の動きに追従して、「ひび割れ」を抑制します。
オープンハウスの予定
内部のフローリングが張られ、外部は仕上げの下地の準備が進み、5月の解体工事から約半年。
終わりが見え始めてきました。
終わりが見えてくると、引渡し、引渡し前のオープンハウスに向けて工程を話すようになります。
まだ、オープンハウスの日程は決まっていませんが、10月下旬には開催日を告知したいと考えていますので、
ご興味がある方は、随時情報を発信していきますので、また弊社HPに戻ってきてください!
11月からは新しい現場が始まります
11月からは千葉県我孫子市で集合住宅の1室をフルリノベーションプロジェクトの現場が始まる予定です。
まだ設計内容が確定はしていませんが、玄関に入って通り土間がある家を設計中です。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
木工事に入り、細かい納まりの打ち合わせをすることが多くなってきてからは、そのことを痛感するとともに、非常に助かっています!
工事金額の見積の時には相見積を要望する方が多いですが、私は見積と職人技術は比例すると考えているので、
「見積金額だけでは判断できませんよ」と伝えるようにしている。