これから木工事に入る松戸の家4(FLAT HOUSE)
松戸の家4(FLAT HOUSE)のBlog
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅の現場で基礎の工事が終わり、これから木工事に入ります。現場に行くと、木工事を作業している大工さんがいて、棟梁に会うことができました。

今回お願いしている工務店は、船橋の工務店の株式会社持井工務店さんで、初めて一緒に仕事をさせていただきます。初めて仕事をさせていただくとき、どんな職人さんがいるのかなと、現場に行くのが楽しみです。
基本的には、弊社が一緒に仕事をさせていただく工務店は、現場監督がいる工務店と仕事をさせていただいております。現場で直接職人さんにお願いすることはないのですが、毎週現場に行けば顔を合わせるので、しかも半年近く一緒に仕事をすると、どのような職人さんで、どう接すれば気持ち良く仕事をしてもらえるか凄い考えます。
建築家はイメージを図面にするのが仕事です。自分たちでは作れない部分を職人さんたちが形にしてくれるので、職人さがいるからこそ、形になるのだと思っています。
松戸の家4(FLAT HOUSE)の土台工事
木工事の最初は土台と大引工事。コンクリートの基礎の立ち上がりの上に固定する木材を土台といい、1階の床を支える木材を大引と言います。

土台と大引が終わると床を張っていくので、その前に床下の水道やガスの配管が終わっています。

この水道やガスの配管を見ると、人間に例えるなら、給排水の管は人間にでいう血管や管だなと思います。更に電気の配線などがされると、更に血管が行き渡る雰囲気がでてきます。青色が水、オレンジが、お湯、そのほかにガスと排水管があります。水とお湯は、一箇所から分岐させるヘッダーを使って、各水回りに伸びていきます。

大引の断面。1階の床を受ける大引です。木材が現場に持ち込まれただけで、いい木の香りがします。断面なので弧を描いた年輪が見えますし、モノによっては地層にも見えるので見ていて飽きず、断面からはいい木の香りがするので、木の断面を見るのが好きです。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。