松戸の家4( FLAT HOUSE)の配筋検査
松戸の家4(FLAT HOUSE)のBlog
千葉県松戸市で進んでいる新築住宅のプロジェクトで、瑕疵担保保険の配筋検査と構造事務所の配筋検査を同時に行いました。あいにくの雨でしたけど、みんな雨カッパを着て、現場に集合です。
前回のBlogで道路側の深基礎にコンクリートが打設され、床の部分には砕石が敷き詰められた状況でしたが、床全体の基礎(スラブ)を作るために、構造図面をもとに鉄筋を組んでもらいました。
設計させていただいた今回の住宅は、建売住宅とは違い敷地いっぱいにたち、柱のスパンが飛んでいる部分や一部2階になっているところがあったり、耐震性を高めた構造とするために、構造事務所に構造設計をお願いしました。
建売住宅だと、1階と2階が同じ広さの総2階建てで、家の角は壁になっていてる家がほとんどだと思います。これは、住宅を売る側が作りやすく工事費を抑えれるのと、耐震性を簡単に高めることができるからです。
この作り方が悪いというわけではないのですが、どうしても画一的になり、同じような家が並んだ街並みになってしまいます。
見えなくなる配筋に職人の手仕事を感じる
床の鉄筋のところに石の固まりが見えると思います。これをスペーサーブロックといいます。スペーサーブロックを通称、サイコロといい、70mm角ほどの大きさで、床の配筋の下に約910mmピッチ程度で入れます。これは鉄筋の被り厚を適切に保つためです。
配筋検査に来ると、見えなくなってしまうこの配筋が綺麗だなと、いつも思います。
見えなくってしまうところに、職人の手仕事が詰まっていますね。
配筋検査で確認すること
基礎工事の配筋で一般的にチェックするポイント
- 配筋検査では、以下の項目を確認しています。
- 適期材料は適切か
- 主筋の太さ、本数、通りは適切か
- 鉄筋の継手、定着長さはとれているか、継手は重ならないように配置してあるか
- 主筋、横筋、耐圧部の配筋のピッチは適切か
- 所定の被りはとれているか
- コーナーの補強筋は指定どおりか
- スリーブ、点検口などの開口部の補強筋は良好か
- 基礎立上り枠の取り付け(レベル)は良好か
- アンカーボルトはコンクリート打設前に鉄筋に結束されているか。後からアンカーボルトを差し込む「田植え式」になっていないか
- アンカーボルトの取り付け位置、高さ、本数、通りはよいか(全数をチェックする)
- アンカーボルトの埋め込み長さは240mm以上確保しているか
- アンカーボルト先端はコンクリートが付着しないよう養生してあるか
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
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