2階大開口の白い空間
千葉県柏市で進んでいる新築住宅のプロジェクトでは、2階の仕上、漆喰塗りが終わりました。
この壁は、建主の方が自ら塗ったんです。
「漆喰をDIY〜柏の家2(回遊する家) Project Vol.18〜」
DIYが得意な建主ではないのですが、工事費を抑えるということもあり建主がコテを使ってDIYで塗ったんですよ。
今ままでリノベーションでは建主の方と一緒にワークショプみたいな形で壁塗りをやったことがありますが、新築では初めて。
工事中にDIYをやるには、工務店の協力がないとできないため、今回は施工してくれている助川工務店さんが協力して時間を作ってくれました。
工事中は工程が組まれて粛々と工事が進んでいくため、工事中にDIYのための時間を取ってもらうのが非常に難しいんですね。工事が始まる前からDIYを考えて工程を組んでいるのであれば問題はありませんが、今回は工事の途中からDIYをやることが決まったので、工程を調整するのが大変だったと思います。
高いところの壁を塗るとなると脚立だけでは大変なため、室内に組んであった足場を予定より長く設置してもらったりして協力してくれました。
また、建主も少ない日数の中で難しいコテ塗りを綺麗に仕上げてくれたので、頑張ってくれました。
本当は私も一緒にコテ塗りをして建主とワイワイやりたかったのですが、今回は工事の着工が遅れてしまったことにより他のプロジェクトとスケジュールが重なってしまい、参加できずでした。
残念です。
足場が外れた外観
外部では、足場が外れ、外観が完全にあらわになりました。
まだ工事が進むため現場のトイレがあるため写真としてはいまいちなんですけど、外壁の色味が日々変わり、現場にくると表情が違うため、現場に来るのが楽しいです。
南側は大開口がある板張り。
住宅街の中で、特異な形で主張するわけではなく、素材で主張する家ができたと思っています。
オープンハウスの日時が決まりました
この柏の家2(回遊する家)Projectでは、建主に引き渡す前に見学ができるオープンハウス(内覧会)を開催します!
日程は、今月の27日(土)と28日(日)の2日間開催しますので、ご興味がある方は下記リンクをチェックしてください。
これから家づくりを考えていらっしゃる方、今すぐに家づくりを考えていない方でも大丈夫です。
1階と2階では仕上げを変えていたり、天井の高さも1階は低く、2階は天井が高い大空間と天井の高さも変えているので、空間の違いを体験していただきたいですね。
「オープンハウス(内覧会)のお知らせ〜柏の家2(回遊する家)Project〜」
建築設計事務所のSNS
弊社のSNSでは、HPの載せている写真以外の写真やイベントの情報などをアップしているので、時間があるときにチェックしていただけると幸いです。
弊社に興味を持ってくれてフォローしていただけると、いち早くイベント情報などを届けることができますので、ぜひフォローをお願い致します。
一緒に家づくりをする工務店、株式会社助川工務店
柏の家2(回遊する家)の家づくりを一緒に進めてくれるのは、千葉県柏市にある工務店、「株式会社助川工務店」さんです。
明治20年創業の老舗の工務店。
西暦だと1887年に創業されています。
そうなると、今年の2019年で132年。
助川工務店さんとは、今まで
松戸の家3(ゲルのある家)
松戸の診療所(無垢な診療所)
我孫子の家1(路地裏のある家)
と3つの仕事を一緒にさせてもらっています。
今はだいぶ寺社の仕事が少なくなっているようですが、昔は宮大工としても職人仕事をされていて、昭和61年(1986)に三代目の助川秋蔵さんが、労働大臣より 「現代の名工」 として卓越技能賞受賞されています。
自社設計施工をしながら設計事務所とも多く仕事をされてますし、自社大工を育ている工務店で、経験・知識・引き出しが豊富な工務店だと、いつも一緒に仕事をしながら感じます。