遠方のプロジェクトが終了
愛知県名古屋市で進んでいた新築住宅のプロジェクトが、先月末、無事にお引き渡しをすることができた。敷地を見に行ったのは、2019年の年末。2020年から基本設計、実施設計、見積調整、確認申請、長期優良住宅の申請と工事前の準備があり、年明けの2021年1月から工事が始まり、先月の9月末に終了。
このプロジェクトでは、多くの初があります。
初の遠方での設計監理、
初の旗竿敷地での住宅設計、
初の植栽デザイン、
初の擁壁がある土地での設計、
初の蕪束、
初の建物の配置を敷地からずらして設計、
初の長期優良住宅、
初の長期優良住宅での在来風呂設計、
初の全館空調、
初の移動本棚。
この地区では、市の方で敷地面積に応じて緑化面積が定められているため緑を植えなければいけなかったのですが、植栽があると敷地全体で豊かな空間になると感じています。
その植栽については、前回の記事で綴っているので、そちらを読んでみてください。
「LIVING DESIGNによる植栽工事〜名古屋の家1(対峙しない家) Project Vol.25〜」
この名古屋の家1(対峙しない家)は、2階からの景色が最高です。崖の上の住宅、とまでは言いませんが、高台にあるため遠くの山が見えるので見晴らしがいいです。
その景色を望めるように敷地の購入前からアドバイスをさせていただき、住宅の配置、間取り、窓の位置などを設計してきました。
建物の配置も、副題にあるように周辺と対峙しないように隣地境界線と並行にならないように計画しました。それがわかるのが屋根の形を検討していた時の記事かもしれません。
「屋根の形を考えるスタディ模型〜名古屋の家1(対峙しない家) Project Vol.04〜」
その景色がこちらです。
建物を斜めに配置しているため、隣の家を壁で切ることができ、遠くを見渡すことができました。ただ、この配置も自ら生み出した制約の中で実現できたため、見えない苦労がありました。
さらに、見えない苦労のもう1つは高台にある旗竿敷地での設計です。高台にあるため3方向が擁壁に囲まれており、高台にあると「崖条例」などの対応が求められ、擁壁に負担がかからないように設計をしなければいけません。擁壁の負担は地面の中でのことなので、こちらも見えない苦労です。
そのため、バルコニーから下を見ると、隣の家の低い地盤面が見えるので、2階とは思えない高さを感じれます。
Worksに竣工写真をアップしました
お引き渡し前に弊社で撮影をさせていただき、早速Worksにアップしているので、そちらをチェックしてみてください。
Works > 名古屋の家1(対峙しない家)
今まで述べていたことを竣工写真の一番下にある、「名古屋の家1(対峙しない家)について」にこのプロジェクトを総括していますので、そちらもどうぞ。
他のプロジェクトも竣工写真の一番下にプロジェクトの総括ページに飛べるリンクがありますので、そちらも読んでいただくと、どのように設計して形になったかが伝わるかと思います。
今回の家づくりのパートナーは株式会社ザイソウハウス
株式会社ザイソウハウスさんについては、下記の記事で紹介していますのでこちらをどうぞ。
「走行距離1400kmの出張〜名古屋の家1(対峙しない家) Project Vol.07〜」
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