建具などを引き継ぐ
千葉県松戸市で現場が動き出すプロジェクト、うめ家石材店さんの建替プロジェクト。前回のBlogでも書きましたが、うめ家石材店さんは、八柱霊園開園と同じ1935年(昭和10年)に開店した長い歴史をもつお店です。
「店舗の建て替えプロジェクトが始まります〜うめ家石材店建て替えProject Vol.01〜」
この建物には、長い歴史をもつ企業だからこそ代々引き継がれてきたモノがあります。その歴史を引き継ぐという意味も込めて、これまで使われいた建具や欄間などを新たな建物に引き継ぐことにしました。
こちらの建具は前回のBlogのリンク先にあるうめ家さんの古い写真にも写っている建具で、うめ家さんを見守ってきた建具とも言える建具です。
こちらの欄間と下の写真の床柱も引き継ぎます。
既存のものを引き継ぐことは簡単なのですが、取って付けたようならないようにしたいと思っているので、これらの欄間や床柱を新たな建物に上手に引き継げればいいのですが。
こちらの小窓と下の写真の階段の段板も引き継ぎます。
こちらの階段はこれまで建物の面倒を見てくれた大工さんが作ってくれたものということで、その想いを大切にしたということで、新たな建物に引き継ぎます。
通りの趣き
前回のBlogでうめ家さんがある八柱霊園に続く通りには趣きのある建物が建っており、雰囲気がいいなと思っていた通りです。
うめ家さんも長い歴史をもつお店ですが、他のお店も長い歴史を持ち、その歴史を感じることができます。
こちらの松戸家さんや下の写真の大野家さんのように瓦を乗せた日本建築を感じることができるお店があります。
ただ、このような建物は少なくなっていると思います。他のお店は石材店らしいと言うべきなのか、コンクリートで造って外壁に石を張っている建物がありますが、だからこそこれから建てる新しい建物は木造で、日本建築らしく、屋根を主張した建物にしたいという想いから設計したので、新しいうめ家さんがどのように受け止められるか、楽しみでもあり気がかりでもあります。
今回の空間づくりのパートナーは株式会社中野工務店
今回一緒に建築づくりをしていただく工務店さんは、同じ千葉県の工務店、株式会社中野工務店さんにお願いしました。
中野工務店さんは、昭和34年(1959年)創業の工務店で、中野工務店さんのことはおそらく独立する前から知っていて、デザイン性が高く、技術が素晴らしいため、いつかは中野工務店さんと一緒に仕事をしたいと思っていた工務店さんです。中野工務店さんとは以前、ヴィンテージ家具のお店の倉庫とショールームのリノベーションで一緒に仕事をさせていただきました。新築工事でも一緒に仕事をさせていただきたいと考えていたので、今回お声掛けしました。
中野工務店さんは数多くの設計事務所とも一緒に仕事をしており、さらに自社でも設計している、技術・デザイン・知識が豊富で、数多くの賞を受賞している工務店さんです。
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