離陸に時間がかかった余島行き
早朝の飛行機に乗り、お昼には余島に到着する予定でしたが、搭乗してから重大インシデントが発覚。そのため、別の飛行機に変更となり、一度搭乗ゲートに戻り出発。7時50分発が9時30分となり、予定の2時間遅れで高松空港に到着。
前日の夜から風が強く強い寒波の予報だったので、飛行機が飛ぶか心配でしたが、無事離陸。眼下は山に雪がかぶっている景色から、
街中に雪が積もっている景色と変わり(おそらく岐阜か滋賀あたり)、
高松空港に近づくと雪はなくなっていました。飛行機から雲の影を見るのが好きで、あの影はあの雲のかなとか、下からみると大きく見える雲が上から見ると小さく見え、スケール感がおかしくなります。
瀬戸内海上空を通るとたまにこのような島を見かけます。大規模に削り取られた山。なんのために削り取られているのかわかりませんが、おそらく土木関係かと。つまり建築業関係だと思います。小豆島を車で移動したときも、石の採石場があり山が削り取られているのを見かけ、何か後ろめたい気持ちになりました。
こうゆう景色を見るたびに考えさせられ、独立してからは木材や石材を建材ではなく、木や石、つまり自然のものと考えるようになりました。
高松空港に到着後は乗り継ぎがスムーズで、高松空港から高松空港リムジンバスで高松築港で下車し、高松港で30分ほど待ちましたがオリーブマリンの高速艇に乗れ、小豆島の土庄港に到着。高松港からはフェリーと高速艇で行くことができ、フェリーだと約60分、高速艇だと約35分で土庄港に到着します。
土庄港に到着すると神戸YMCAの山本さんが迎えに来てくれていて、土庄港から余島に渡る船着場まで車で行き、小豆島から余島に行きます。
余島に到着するとチェーンソーの音が鳴り響き、事務所棟まで登ると阪田さんと学生達が伐採をしており、薪を作っていました。私は私の分のお昼を残しておいてくれたので、島のお母さんの料理を食べてから仕事です。この時に食べたタルタルソースが美味しく、翌日お母さんに確認したら結構簡単なレシピだったので、今度作ってみたいと思っています。
余島の事務所棟に薪ボイラーを設置する
今回の仕事は前回の現調の続きで、余島の中心となる事務所棟に薪ボイラーを設置するため、前回の現調から図面でやりとりしていたことを設置場所やインフラ(給排水や電源)などを詳細に確認すること。
前回の現調というのは、薪ボイラーの会社、株式会社森の仲間たちさんとの幻聴で、その記事についてはこちらからどうぞ。
「余島を森の仲間たちと現調」
これまでの神戸YMCAとの動きは下記の記事からどうぞ。
初の余島の記事。
「無人島とそこにあるキャビンを現調」
神戸YMCAと岐阜県大垣市の森の仲間たちさんを見学。
「“森の仲間たち”の薪ボイラー」
余島到着が遅れてしまったので、暗くならないうちに最初にこの事務所棟の実測を簡単に行い、大きさや窓の位置を再確認しました。暗くなる前に実測が終わり、設置場所も決まったため、夕方からは焚き火を囲んで学生達と懇談。この余島に関わらせていただいていることもあり、神戸YMCAでボランティアで活動していると学生達と環境について話しました。
我々が環境のことを学んだのは公害のことが多かった気がしますが、今の学生はSDGsについて学び、環境についてどのようなアクションをするべきか学んでいるようです。
環境のことを考えるには、この余島という場所はとってもいいと感じています。エンジェルロードを歩いて渡ろうと思えば渡れますが、離島なので基本的には帰りたいと思ってもすぐに帰れない場所。島には島に来た人達以外とは出会わないし、車が通ることもない。キャンプ場のように人が出入りすることはほぼありません。もちろんコンビニもありません。そのような状況で自然と向き合いながら過ごすこの場所は、現代社会から離れれる環境です。
今回泊まらせてもらったキャビン。
内部はこのように大きな窓があり、天井が高い気持ちがいい空間です。
島の中の看板は自然木を活かして作ってありました。
朝食を食べたメインホールから望むこの景色には構築物が見えず、昔から変わらない景色を望むことができ、毎回この浜辺に足を運ぶようにしています。
私個人のSNSで海の動画を載せたりしているので、この一番下に各リンクがあるのでそちらからチェックしてみてください。
今回の出張は1泊2日。帰る日も学生達は森の整備と薪割り。
事務所棟はだいぶスッキリして日が入るなと思ったら、阪田さん達が伐採しているから。
前回の事務所棟前はこんなに鬱蒼としていました。冬で落葉している木もありすっきりしているように見えますが、計画的に伐採しないと手をつけられなくなりますし、管理できなくなるので、この伐採は重要です。
私も久々に薪割りをしました。
普段使わない筋肉を使い、翌日は筋肉痛でしたが、木々や土に触れることはとってもリラックスできていいリフレッシュになりました。
帰るときには伐採した切り株が椅子や薪割りの台となっており、気持ちがいい空間が出来上がっていました。
建築物のような構築物を作らなくても居座りたい空間ができるのはとっても大切なことです。
帰りは土庄港で神戸YMCAスタッフおすすめのあげせんを買い、高松空港でシューラスクを買って帰りました。
こちらのお菓子については前回の記事に記載してあります。
「余島を森の仲間たちと現調」
今後は薪ボイラー設置に向けて見積をして、設置ができるようにプロジェクトを進めていきます。
次、余島に行くのは、社会学者の宮台真司さんのセッションが3月に余島で開催される予定とのことなので、そのタイミングで訪ねたいと計画しています。宮台真司さんのことはラジオで知りました。話されていることはまだ私には難しいのですが、話を聞いているうちに興味が湧き、直接お話を聞きたいと思っていたので、今度こそはこのセッションに参加したいと思っています。
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