玄関ポーチを板張りに変更
昭和55年に完成した建物の耐震断熱改修工事が進んでいる千葉県松戸市の既存住宅リノベーションプロジェクトの現場では、仕上工事が始まり、こちらは玄関ポーチの仕上工事として板を張ってもらっています。
外壁ではこの部分だけ外壁の仕上を変更しました。どうしてこの部分だけ外壁の仕上を変更したのか。
理由は、耐震工事のために筋交を追加したのですが、この板張りにした内部の部屋には大切な本棚があります。
この部屋に耐震として筋交を追加したかったのですが、この本棚はどうしても残したかったので耐震のための筋交は外壁から追加することにしました。
外部から筋交を追加するために既存の壁を剥がしたので、新たな仕上として板張りにすることにしました。
トップライトの交換
玄関を入ると玄関の天井にはトップライトがあるので、光が入り明るい玄関です。しかしのこの既存のトップライトにはヒビが入っていたのとガラス1枚のシングルガラスだったため、熱まで室内に入っていました。
「既存住宅の断熱性能を可視化〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.03〜」
そのため、既存のガラスを取り外し、断熱性能が高いペアガラスに交換しました。
これで熱の侵入を抑えつつ、光を取り込んだ明るい涼しい玄関になります。
造作キッチンとショーケースのカウンター
前回のBlogで造作キッチンを作り、その造作キッチンの手前にはケーキや焼き菓子を飾れるショーケースを設置すると綴りましたが、まず造作キッチンが出来上がりました。
「人を迎え入れる空間に変更する〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.13〜」
お客さんから見える客席側には小幅板を張りました。キッチンについてはまた別の記事で紹介したいと思います。その造作キッチンの手前に設置するショーケースのカウンターの骨組みが出来上がってきました。こちらのショーケースと客席と厨房を仕切るウエスタン扉が出来上がるのが楽しみです。
こちらは松戸市の耐震診断と耐震改修費の補助金を活用して改修しています。
「木造住宅の耐震診断費と耐震改修費の補助金による耐震改修と断熱改修〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.05〜」
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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