壁を壊して大きな引戸と窓にする
昭和55年に完成した建物の耐震断熱改修工事が進んでいる千葉県松戸市の既存住宅リノベーションプロジェクトの現場では、耐震のための筋交や省エネのための断熱材などが隠れ始め、仕上げ工事のための下地工事が進み、1つ1つの部屋の空間がわかるようになってきました。
こちらはリビングから玄関を撮った写真。
以前は、上の写真のように大きな壁があり、その横にリビングに入る片開きの扉がありました。しかしこの建物を「地域に開いた場所」にリノベーションするために、部屋の空間が閉ざされているなと玄関に入った時から感じていたので、上の写真の右側の壁、下の写真(玄関から入った以前の風景)の右側の壁をもっと奥まで見える、奥から見えるようにするために壁を壊して、もっと開放的な空間にします。
そして、内部の方では元々のダイニングをキッチンに変更するために、そこに造作でキッチンをつくります。そのための工事が進み、さらにその手前にはケーキや焼き菓子を飾れるショーケースを設置するためのカウンター工事がこれから進みます。
前回の記事では、1階にあった浴室を2階に移動させたことについて書きました。
「ユニットバスを1階から2階へ移動と外部の色決め〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.11〜」
こちらは松戸市の耐震診断と耐震改修費の補助金を活用して改修しています。
「木造住宅の耐震診断費と耐震改修費の補助金による耐震改修と断熱改修〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.05〜」
内部では、すべての壁を新しくするのではなく、既存の仕上を一部残しながら耐震と断熱の改修を進めています。
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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