工事が終わり、引渡し
千葉県松戸市で進んでいる増築工事の現場は、完了検査が終わり、引渡ができました。
以前のブログでも書きましたが、増築工事のこのプロジェクトでは確認申請が大変でした。増築関係の建築基準法が2016年に法改正が行われており、それまでも何度か法改正がありました。
建築基準法は増築に関わらず、構造や防火、避難関係など、改正されるため、建築士試験後も建築基準法の上書きが必要になります。確認申請を下す審査機関も同じで、担当者が上書きされていないこともあるので、設計者は建築基準法を読み込み、担当者と協議をしなければいけません。
「時間がかかった確認申請が終わり着工〜松戸の家5(増築の家)Project Vol.04〜」
確認申請には時間がかかりましたが、完了検査はすぐに終わり、検査済証がおり、クライアントに引き渡すことができました。
今回も色々と初の試みをしました。
1階の天井や2階の天井を梁や合板の現しにし、壁紙だけではない木造を感じられる空間とし、また屋根の断熱では木材を使った断熱材、木繊維断熱材のシュタイコを初めて採用しました。
「上棟と今回初めて採用した木繊維断熱材のシュタイコ〜松戸の家5(増築の家)Project Vol.07〜」
このシュタイコの蓄熱性もあるのか、クライアントからは屋根断熱について好評だったので、今後も採用できればと思っています。
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
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