難航した確認申請
住宅の増築プロジェクトが松戸市で進んでいますが、その確認申請が非常に大変でした。増築する規模は広い面積ではないのですが、10㎡を超える増築のため確認申請が必要となりました。古い建築物に増築する場合は、エキスパンション・ジョイントのようなもので既存の建築と増築する建築を一体にしないことで緩和され、さらに既存建築の床面積の1/2以下の面積を増築する場合も緩和があります。
この増築についての建築基準法は法改正が何度かあるため、建築基準法を慎重に読み解く必要があり、どの項目が既存住宅で緩和されるのか、緩和されないのか、確認申請を提出する審査機関とのやりとりが必要になります。
そのため、新築とは違う規制があるため、増築・改築・移転・大規模の修繕・大規模の模様替えは新築とは全く別物というふうに考えなければいけないと、今回のプロジェクトで勉強になりました。
建物の配置を決める遣り方(やりかた)
確認申請に時間を要しましたが、無事に確認申請が下りたので、建物の配置を決める遣り方を工務店と一緒に確認しました。今回共に家づくりをする工務店は、ページの最後に載せてあります。
遣り方とは、基礎工事に先立って、柱・壁などの中心線や水平線を設定するため、必要な箇所に杭を打つ仮設物のことを言います。今回は既存の住宅があるため、既存住宅の壁(基礎)の中心を想定しながら増築する住宅部分の中心線を出し、配置を決定しました。
遣り方で建物の外周が把握できたあとは、地縄張り(じなわはり)を行いました。地縄張りは、建物の位置を決定するために建物の外周と内部の主たる中心線上に縄や水糸を張り、建物の位置を地面に表す作業です。
建物の配置が決まると地業(じぎょう)
建築物は地盤の上に建っているので、上部建築物の荷重が基礎スラブを通じて地盤へ正常に伝達しなければ、建築物は傾いてしまいます。その伝達する構築物をつくる工程が地業です。
基礎スラブを支えるため、根切りが終わった後に根切り底の地盤を固めるために割栗石や目潰し砂利などを敷き、ランマーなどで突き固め、捨てコンクリートを打つまでの工程の作業となります。
根切り(根切り)とは、基礎や地下構造物をつくるために地盤面下の土を掘削することを言います。
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設。
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
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