基礎工事が終わり、建て方・上棟
千葉県松戸市で進んでいる増築プロジェクトの現場は、基礎の打設が終わり、建て方工事が始まりました。今回はプレカットではなく、規模も考慮し手刻みで軸組材を加工してくれました。
プレカットについては
「柏の家2(回遊する家)が上棟しました〜柏の家2(回遊する家) Project Vol.07〜」
をチェックしてみてください。
梁などが組まれる伏図はこちらで描きますが、現場に行くと手加工をするための手書きの伏図がありました。
手刻みで加工してくれた現場だからなのか、建築設計の仕事をしていても初めて板に手書きで描かれた伏図を見ました。
朝から建て方が始まり、お昼には上棟。
屋根の合板を張って、断熱材までは取り掛かるとのこと。
屋根断熱材に採用したSETICO(シュタイコ)
今回は屋根裏がなく、天井の裏はすぐ屋根ということから断熱材に木繊維断熱材のSETICO(シュタイコ)を採用しました。
写真の一番左側にあるの「SETICO flex038(シュタイコ フレックス充填木繊維断熱材)」、中央の上側と右側が「SETICOduo dry(シュタイコデュオドライ 外付加断熱・屋根用断熱材)」、中央の下側が「SETICOzell(シュタイコ ゼル 吹込み木繊維断熱材)」。
この木繊維断熱材のSETICO(シュタイコ)を取り扱っているのが、株式会社イケダコーポーションです。イケダコーポーションが取り扱う商品は結構採用しています。
自然塗料、紙クロス、漆喰など。
無垢フローリングに採用している自然塗料Livosについては、
「イケダコーポレーションの自然塗料Livos(リボス)~松戸の家2(無垢な賃貸) Project Vol.09~」
壁や天井などに採用した自然塗料デュブロンについては、
「DIYで壁と天井に天然塗料デュブロンを塗装~江戸川の家1(ノームコアな家) Project Vol.06~」
スイス漆喰のカルクウォールについては
「ワークショップの準備~One Table Project Vol.18~」
屋根断熱材に採用したSETICO(シュタイコ)の特徴
木繊維断熱材のSETICO(シュタイコ)について知ってほしいことがたくさんありますが、この記事でシュタイコを紹介すると長くなってしまうのでこちらの記事で紹介しています。
特徴を簡潔に挙げると
・熱容量
・調湿性と透湿性
・遮音性と吸音性
・難燃性
・エコロジー
です。
屋根の合板の上に断熱材を仕切る垂木を入れ、この間にシュタイコを入れていきますが、シュタイコは木繊維ですが軽いので1人で運び作業することができます。
この重さも、現場ではとっても大切なことです。
通気垂木の間にシュタイコが入りましたが、通気垂木の方が高くなっているのが写真でわかるかと思います。この通気垂木の上に合板を張って屋根材を仕上げるのですが、このシュタイコと通気垂木の高さの差の空間に風を通すことで屋根からの熱気を逃すようにします。
屋根の断熱材を敷き込んだところで雲が怪しくなってきたので、本日はここまでとなり、梅雨ということもあり職人さんが総出で建物をブルーシートで覆ってくれて雨対策をしてくれました。
街中を移動していると軸組の状態で雨晒しの現場を見かけるとことがありますが、そうゆう現場を見ると「この建主さんは可哀想だな」とか、「職人さんに大切にされていない建売住宅を何千万も支払って購入する人が可哀想だな」と思ってしまいます。
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設。
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
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