天井に野縁が作られ、だんだん内部空間が見えてきました!
前回の打ち合わせで天井の形状を大工さんと打ち合わせをしていたので、現場に行くと天井の下地となる野縁が出来上がっていました。
今までは、天井の下地がなかったので、天井裏の空間と一体になっていたため、内部空間がイメージしづらかったですが、
天井が出来上がることで、内部空間がだいぶ見えてきました。
上の写真はリビングをみています。
ほとんどの部屋が勾配天井という斜めの天井になっていて、フラットな天井は主寝室、水回りですね。
まぁ部屋自体が少ないですけど。
リビングの天井は中庭側の窓に向かって斜めに下がっており、天井がそのまま窓にぶつかるように設計し、余計な壁を作らずスッキリしたデザインにしています。
上の写真は、主寝室からリビング越しに玄関とダイニングキッチンを見ています。
上の写真は、リビングから玄関を見ています。
リビングと玄関の天井は繋がっているため、リビングの斜めの天井がそのまま玄関にも繋がっていきます。
2階の部屋の天井も斜めになっています。
屋根と同じ勾配で天井も作ってもらい、こちらも天井と窓ガラスが一体になるように、窓に合わせて天井を作るように設計し、
ここも余計な窓の上の壁ができないようにしました。
外壁の下地が張られた、松戸の家4(FLAT HOUSE)
外部は外壁の下地となる板が張られていました。
今回の外壁は板張りではないですが、板張りの家はやはりいいですね。
前回のBlogでも書いたように、板張りの家は優しく感じます。
ずっとこのように明るい板の表情を続けるのは難しいですが、経年変化する家の姿は、住まい手と一緒に年を重ねていき、とっても愛らしいと思います。
FIX(固定窓)の重さ
窓が取り付けられた後もまだガラスが入っておらず、ずっとブルーシートで覆われていたダイニングキッチンのFIX(固定)窓が搬入されました。
上の写真の奥がダイニングキッチンで、左の窓越しに見えるブルーシートの部分が大きなFIX(固定)窓、ここのガラスが現場に着くと到着していました。
そのガラスの取り付けが、現場到着そうそうに行われました。
職人さんという普段から力仕事をしている大人5、6人でも重そう。
今の窓ガラスはペアガラスというガラスが二重になっていてその間に空気層があるものがほとんどです。
そのため、ガラス1枚でも重たいのに、それが2枚。
さらに、窓のサイズが大きくなればガラスの厚さも厚くなるため、重量がかさみます。
重いガラスの上に、もっとも神経を使うのが、ガラスのため傷をつけないように慎重に運ばなければいけません。
上の写真が大きなFIX(固定)窓が取り付けられた状態です。
窓が入ってしまえば何のこともないのですが、この人手がかかっている現場を見ると、職人さんの凄さを実感します。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
木工事に入り、細かい納まりの打ち合わせをすることが多くなってきてからは、そのことを痛感するとともに、非常に助かっています!
工事金額の見積の時には相見積を要望する方が多いですが、私は見積と職人技術は比例すると考えているので、
「見積金額だけでは判断できませんよ」と伝えるようにしています。
施工側からの提案があることで設計事務所が助かるということは、それは建て主にとってもいいことではないかと思います。