松戸市で進んでいる新築住宅の現場は建て方工事
松戸の家4(FLAT HOUSE)のBlog
千葉県松戸市の現場で建て方が始まりました。
建て方工事は、職人、大工の世界だなと思います。
木工事の軸組工事は、人でいう骨のようなものですかね。
建て方工事の現場は、人数をかけて一気に作業が進められていました。
この日はとっても暑く、その中で安全かつ効率よく進める職人さん達は本当に凄いと思います。
柱や梁が露わになった状態の姿は美しい。
現場で好きな光景。
屋根の梁、母屋、垂木とかかっている小屋組を見上げた時に、空をバックにして見える小屋組の光景は綺麗だなと思います。
水平、垂直に建ち上がった柱と梁、そこにかかる小屋組。
垂木は決まったピッチでかかるため、均等にかかった垂木はルーバーのようで綺麗です。
屋根の下地の合板がかかるまでの貴重な光景。
屋根を上から見た光景です。
シンプルに見える松戸の家4(FLAT HOUSE)
千葉県松戸市で進んでいる松戸の家4(FLAT HOUSE)は、平屋で建てようと試みた住宅で、収納などを考えると残念ながら一部2階になりますた。
平屋を目指したため、1階の床面積は広く、そこに屋根がかかります。
建主の要望として、外部から見てスッキリした形にしたいということで、切妻や寄棟などの屋根の形状を目立たせないということで、
屋根の形状を片流れにし、シンプルにしました。
形はシンプルですが、シンプルに見えて結構大変な屋根です。
設計の段階では、屋根をシンプルにしながらも、2方向から屋根がかかってくるため、防水のことを考えると、屋根の重なり方を考えないといけません。
私としてはできるだけボリュームを小さくしたかったのですが、屋根のかかり方、内部の天井の高さなどを検討しながら、
外からの見え方としてできるだけシンプルにと、考えました。
その結果、見た目以上に屋根や梁のかけ方が複雑になり、現場に入る前の構造の打ち合わせでも結構大変でした。
机上の打ち合わせで大変だったので、現場はもっと大変だったそうです。
職人が去った静かな松戸の家4(FLAT HOUSE)の現場
職人さんが去った後の現場は、静かです。
夕日をバックにした松戸の家4(FLAT HOUSE)の現場。
更地の時に建物の配置を紐で作ったときには感じませんでしたが、立体になるとやっぱり大きいなと思います。
ダイニングキッチンからリビングと2階を見た景色。
主寝室からリビングとダイニングキッチンから見た景色。
リビングには大きなガラスが納まるため、閉じつつ開放的な空間になると思います。
2階を見上げた写真。
2階の下は、1階よりも低い床レベルにし、さらに天井の高さを抑えた床下収納とし、できるだけ2階の高さを抑えるようにしました。
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。