松戸の家4(FLAT HOUSE) で地鎮祭を行いました!
松戸の家4(FLAT HOUSE)のBlog
地盤調査が終了したので、敷地に地縄(地縄の説明は下の方書いてあります)をしてもらい、地鎮祭を行いました!
地鎮祭は、工事を行う土地の氏神様の神様をお招き、お酒やお米などのお供え物をし、祝詞をあげ、お払いをして清め、
施主が初めて計画地となる土地に鍬(くわ)や鋤(すき)を入れます。
しかし、最近では簡易的な地鎮祭を行うことも多くなっています。
今回の地鎮祭は、クライアントの希望で簡易的な地鎮祭となりました。
北の方角から土地の四方にお供えしたお米、お塩、お酒をまき、祈願しました。
地鎮祭とは
地鎮祭は、正しくは「とこしずめのまつり」と読みます。
着工にあたり、大地主神に対して、土地を傷つけ何十年にわたってそこを占領させてもらうことの事情を述べて、許しを請うための儀式です。
一般的には、建築土木工事を行う際に、神様に工事の安全や無事と建物や家の繁栄を祈る儀式と言われていますね。
本来は敷地全体が祭場となりますが、現在では敷地の中央に「斎竹」を4本立てて縄を張りそこに祭壇、神籬(ひもろぎ)を設け、
神籬と鍬入れのところには清い砂を盛ります。
地鎮祭の日取り
地鎮祭は、吉日を選んで行われますが、忙しい現代人だと吉日と仕事の休みを合わせるのは難しいのが実情です。
建築系のカレンダーには地鎮祭にふさわしい日に印があります。
地鎮祭にふさわしい日は、大安、先勝(または友引)の日で、午前中に行います。
神主などの手配や地鎮祭の準備は施工会社が行なってくれますが、お供え物はお施主さんが準備をします。
参列者は、施主、施工会社、工事関係者、設計事務所、神職です。
地縄とは
地縄とは、建物の位置を決定するために建物の外周の中心線上に縄やビニル紐を張り、建物の位置を地面に表します。
地縄を行うと毎回、「想像していたより小さいなと」思うのですが、工事が始まり、柱が建ち、屋根がかかって立体になってくると、
イメージ通りの建築物が立ち上がっていきます。
地縄をされた敷地を敷地の前の通りから見ます。
そして、敷地の奥から前の通りを見ると、開けた公園があります!
依頼されて土地を見に行った時は、この公園に対して開いたイメージを持っていましたが、
クライアントからは、道路側は塞いだ壁のイメージで設計して欲しいと言われ、道路側には窓を見せない住宅となっています。
私としては、外に開いて外部を取り込む建物が好みなのですが、今回の建物がどういった空間になるか楽しみです!
今回タッグを組んだ工務店、株式会社 持井工務店。
松戸の家4で一緒に仕事をさせていただいているのは、千葉県船橋市に会社を構える「株式会社持井工務店」さんです。
会社の設立は昭和43年ですが、創業は大正13年と老舗の工務店。
工場を見学させていただきましたが、木に対する思いを感じ、さらに自社で大工を抱え職人の育成もされている工務店。
自社設計施工をしながら、設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。