養生が外れた内部
現在千葉県柏市で進んでいる新築住宅のプロジェクトでは、内部の養生が外され、仕上げが見えるようになりました。
天井と壁は漆喰で白く明るい空間になっています。
この漆喰の壁は建主が塗った壁ですが、綺麗に仕上がっており私もビックリです。
「漆喰をDIY〜柏の家2(回遊する家) Project Vol.18〜」
2階は南北に窓を設け、風が抜けるようにしました。北側は風の抜け道のために窓を設けたということもありますが、一番の目的は北側のお隣の大きな木を眺めながら生活ができるといいなと考え、リビングの位置、北側の窓の位置を基本設計では検討していました。
その木が、上の写真の窓から見える木です。
この木は基本設計を考える中でかなり重要な因子となっていました。その木を見ることができるリビングダイニング、その窓に広めのカウンター。このカウンターでお子さんたちが勉強してもらえたら嬉しいですね。
床は弊社の床でも使っている間伐材の杉の無垢フローリングです。
この間伐材のフローリングは、今まで、松戸の家2、松戸の家3、柏の家1、柏の家2で採用していますね、そう言えば。
建主の夢のステンレスキッチン
今回は、現場がある程度進んでいる最中に、キッチンの変更がありました。
最初はステンレスキッチンを入れたいという希望があったのですが、予算が合わず、着工した時は有名メーカーのシステムキッチンで進んでいました。
しかし、建主からステンレスキッチンが諦めきれないため変更したいという要望があり、現場が進んでいる中での水回り機器の変更は調整が難しいためとっても大変なんですけど、以前からの希望。一生に一度の家づくりですし、「ステンレスキッチンで進めましょう」と変更をすることにしました。
まだコロナ前だったので一緒にショールームに行き色々決め、一度決まったステンレスキッチンをさらに変更して、なんとか現場に取り付けることができました。
途中からは、工事費を抑えるために施主支給品のものが増え、最終的にはキッチンなどは建主がメーカーと調整して決めてもらいました。ただ、すでに変更前の配管工事が進んでいたので、そこは現場監督にも配管などの位置を確認してもらい、色々と調整してもらったので、本当に助かりました。
家の中にシナ合板の塊
2階の仕上げは漆喰ですが、一部シナ合板で仕上ています。
そのシナ合板が家具のように見えるようで、不思議な感じがしました。
ヨーロッパを旅した時に訪れたアルベロベッロのような。
そのシナ合板の塊の中に、キッチンバックセットの扉を途中から追加しました。
最初は見せるキッチンバックセットの予定でしたが、建主からやっぱり扉をつけたいということで、扉をつけることにしました。
上の写真がキッチンバックセットの扉を閉めた状態です。
扉が閉めるとシナ合板の塊がより一層強調されますね。
ここの扉は、使い勝手を考え3枚の扉が自由に動くようにしているのですが、難しかったのは扉を閉めた時です。
これは是非、オープンハウスで見ていただきたいと思っています!
オープンハウスの日時が決まりました
この柏の家2(回遊する家)Projectでは、建主に引き渡す前に見学ができるオープンハウス(内覧会)を開催します!
日程は、今月の27日(土)と28日(日)の2日間開催しますので、ご興味がある方は下記リンクをチェックしてください。
これから家づくりを考えていらっしゃる方、今すぐに家づくりを考えていない方でも大丈夫です。
1階と2階では仕上げを変えていたり、天井の高さも1階は低く、2階は天井が高い大空間と天井の高さも変えているので、空間の違いを体験していただきたいですね。
「オープンハウス(内覧会)のお知らせ〜柏の家2(回遊する家)Project〜」
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一緒に家づくりをする工務店、株式会社助川工務店
柏の家2(回遊する家)の家づくりを一緒に進めてくれるのは、千葉県柏市にある工務店、「株式会社助川工務店」さんです。
明治20年創業の老舗の工務店。
西暦だと1887年に創業されています。
そうなると、今年の2019年で132年。
助川工務店さんとは、今まで
松戸の家3(ゲルのある家)
松戸の診療所(無垢な診療所)
我孫子の家1(路地裏のある家)
と3つの仕事を一緒にさせてもらっています。
今はだいぶ寺社の仕事が少なくなっているようですが、昔は宮大工としても職人仕事をされていて、昭和61年(1986)に三代目の助川秋蔵さんが、労働大臣より 「現代の名工」 として卓越技能賞受賞されています。
自社設計施工をしながら設計事務所とも多く仕事をされてますし、自社大工を育ている工務店で、経験・知識・引き出しが豊富な工務店だと、いつも一緒に仕事をしながら感じます。