2007年3月9日 スペイン/マドリード1日目
マドリード初日。
天気は晴れ。
この日撮影したのは、49枚。
使ったお金は、€72.81(¥154.21(七十七銀行参照))。
バルセロナから夜行バスでマドリードに到着。バスの中では案の定、ほとんど寝れず。バスの隣の席の人が、肩幅があるいかつい元兵士のような若者で、その若者がちょっと動くと肩が当たり、寝れなかった。マドリードのバスターミナルに着いたので、次の都市のグラナダに行くバスチケットを購入。グラナダに23時に到着するバスがあったらしいが、やりとりがうまく行かず12日の真夜中の1時着のバスになってしまった。まっいっか。
スペインでは、日本円からユーロに換金できる場所が少ないので、ひとまずトラベラーズチェックに換金したかったんだけど、マドリード空港に行かないと換金できないということで、バッグをホテルに預けてマドリード空港に行くことに。
(※最初は旅をしていた時の日記の感想をそのまま書いています。)
マドリードで泊まった宿
マドリードで泊まった宿は、バルセロナのホテルと同じユースホテルで、「International Hostel Psada de Huertas」。
今回もドミトリーで宿泊。
だいぶドミトリーも慣れてきたけど、一緒の部屋の宿泊者によって結構良し悪しがあるから、どうなることやら。
変えることができないことを考えてもしょうがないので、まずは空港へ。
バルセロナでは一度も公共交通機関に乗らなかったので、初めての電車。
マドリードの中心部からマドリード空港まで結構離れているけど、電車賃が1€。安い!
空港に到着して、ビックリ!
マドリード空港がかっこいい!
Madrid-Barajas Airport Terminal 4(アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港ターミナル4)
設計は Antonio Lamela(アントニオ・ラメラ)&Richard Rogers(リチャード・ロジャース)
建設年は、2006年。
天井が湾曲していてリズム感があり、トップライトの光をコントロールするようにしてあり、光の入り方がとっても綺麗だった。
天井が竹で仕上げられているのと、光が直接入らないようにコントロールしてあることで、とっても温かみのある空間になっている。
小さな天窓になっている部分は、反射板が付いており、おそらく夜のラティングを考えてのことだと思うが、ライトアップされた夜の内部が気になる。
下から天井を照らし、反射板に光を反射させて明るくするライトアップ方法だと思うが、光源を見せない考え方は北欧ぽいなと思った。
マドリード空港で特徴なのは、屋根の曲線もあるが、その屋根を支える構造の梁と柱を黄色にしているところだろう。
その構造を支えるコンクリートが造形的で、構造がとっても美しい空港。
この写真が好き。
吹き抜け空間の高いところから光が入り、その空間が連続している景色。
空港を歩き回っていて、設計はイタリアの建築家、レンゾ・ピアノかなと思ったんだけど、あとで調べてみたら、設計は、建築家アントニオ・ラメラとリチャード・ロジャースだった。
アントニオ・ラメラという建築家は初めて知ったけど、リチャード・ロジャースと知って納得。
リチャード・ロジャースはイギリスの巨匠建築家で、今回の旅で絶対に見たいと思っているフランスのパリにある「ポンピドゥ・センター」を設計している。
まさか、マドリードで見れるとは思わなかったので、もっとじっくり見れば良かった!
BANKINTER BUILDING(バンキンター・ビル)
設計は Rafael Moneo(ラファエル・モネオ)
建設年は、1977年。
四角い窓がと外壁材が特徴的な建築。
四角くくり抜かれた窓と外部の形の幾何学が印象的で、シンプルだけど目を引く。
素材ではなく、変わった形態ではなく、シンプルでありながら印象に残る建築を作るのは難しい。
マドリードで気になった建築
相変わらず集合住宅が気になる。
外壁の茶色のタイルと部分部分にある板張りがとっても合っている。
夜、窓から光が漏れたら綺麗そうだなと思った開口部。
1980年代、日本で流行ったポストモダンのような建築。
ポストモダンとは、デザインや美術、音楽などの様々な分野における脱近代を目指す動きで、建築デザインでは、歴史的な様式を用いることによって近代建築が追求してきた機能本位の合理性を否定し、自由な表現を追求する流れ。
ポストモダンの反対側にあるのがモダニズムである。
バルセロナでも感じたが、ヨーロッパの公共空間や建築は豊かだ。
国土的な広さの問題もあるかもしれないが、公共空間が豊かだと、街を歩いていて気持ちがいい。
この建築が誰の設計か気になっている。
最初はザハ・ハディッドかダニエル・リベスキンドかなと思ったけど、おそらく違うなと思いつつ、誰の設計か気になる。
Grand Tourに出た理由
なぜ、ヨーロッパの建築を見て回る旅、Grand Tourに出たか。
その理由は、こちらのブログに書いたので読んでみてください。
建築の大学を出ていない者が「建築家」に憧れヨーロッパを旅した日々
これまでのGrand Tour(建築行脚)2007
これまでのGrand Tourの記事はこちらから
「Grand Tour 2007 回顧録」
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