ふるさとという最前線の仲間と小菅村ツアーを開催
現在、ふるさとという最前線という講座に通っています。
2011年3月11日に起きた東日本大震災を通し、これからの建築家として生き方を考えていた時にコミュニティデザイナーの山崎亮さんのことを知り、その山崎さんが東京都港区の外苑にある東京藝術学舎で講師をしていることを知り、通い始めました。
人口増加の時代には、人口が多い地域や人口が増加している地域、つまり大都市が最前線でした。しかし、大都市に人口が集中し地方ではどんどん人口が減り、さらには、2008年をピークに日本の人口は減っています。その結果、いずれ大都市でも起こりうる日本の社会問題の多くが地方で起こっています。その地方のことを「ふるさと」と呼び、日本の社会問題の最前線であるふるさとでは、小さな取り組みやデザインから対話の場を作り出したり、地域にいい影響を与えている現場あります。その各地で実践している方の取り組みなどを聞くことで、受講生が愛する地域の未来を変える方法を学んでいく、そういう講座です。
講師は、
山崎亮さん(studio-L代表、コミュニティデザイナー、京都造形芸術大学教授)
松井利夫先生(末端芸術家、京都造形芸術大学教授)
西上ありささん(studio-L、コミュニティデザイナー)
ふるさとという最前線は、2011年秋から始まっていましたが、私は2012年秋の3期から受講し始め、その講座で知り合った仲間と「ふるさとマイプロジェクト」を立ち上げました。
この講座で、山梨県小菅村にある多摩川源流大学の職員として働く石坂さんと知り合い、その縁で、「ふるさとマイプロジェクト」のメンバーで「小菅村ツアー」を組み、参加者と東京農業大学の学生たちと一緒に小菅村に1泊2日で行ってきました。
今回の目的は、小菅村を知ることとと、2日目にジャガイモの収穫手伝いをすること。
小菅村とは
小菅村は山梨県の秩父多摩国立公園内にあり、すぐ隣は東京都で、都内を貫流する多摩川の源流部に位置しています。
広さは、東西14km、南北7kmで、総面積は5,265ha。
その95%が森林が占め、約3割にあたる1,630haが東京都の水源かん養林になっています。
緑豊かな環境ですが、都心から80km圏内にあり、都心からもアクセスしやすい場所です。
平成22年4月1日現在、人口842人、高齢化率は39%となっています。
その小菅村には、奥多摩駅まで電車で行き、そこから石坂さんが車で小菅村まで連れて行ってくれました。
石坂さんが所属する「多摩川源流大学」は、東京農業大学が行っている人材教育プラグラムで、多摩川の源流域(上流域)のひとつである山梨県小菅村やその他の流域地域全体を学びのフィールドとし、農業や森林作業、文化体験などの体験実習を行い、その体験を通して農山村地域の暮らしを理解し、将来さまざまな分野で活躍できる人材を育成することを目的としています。
最初に、多摩川源流大学で小菅村のことを改めて教えていただきました。
お昼は、小菅村で取れる食材を使ったお弁当をいただきました。
このお弁当がとっても美味しかった。
素朴と言ってしまえばそれまでだけど、素材1つ1つが美味しくて、美味し上に体にいいなと思いながら食べることができたお弁当です。
食後に小菅村を散策
ご飯を食べたら、石坂さんに小菅村を案内してもらいました。
村の中は、山間にあるとういうこともあり、坂道が多い場所です。
山の斜面を利用して野菜などが栽培されていて、そこからの景色がとっても気持ちよかった。
小菅村の沢登りを体験
今回の小菅村の楽しみの1つが沢登りです。
暑い日に小菅村を歩いたあとは、多摩川の源流を感じる沢登り体験!
川のことや山のことを、実際にその場を歩きながら聞くと、体で知ることができる。
川がとっても綺麗で川魚のヤマメが生息しているということで、早速取ってみようということになりました。
さすがに素手では取ることができなかったのですが、石坂さんは見事捕獲!
さすがです!
もちろん、リリースしました。
川を渡るための木があったりし、童心に帰ってはしゃぎました(笑)
行けるところまで上流に上りながら、途中の岩場でダイブ!
最後は、みんなんで川の中で記念撮影!
夏と言えども、源流ということもあり、とっても冷たかった。
でも、すっごい楽しい体験ができました!
沢登りの後は、ヤマメの養殖現場を見学させてもらいました。
まさか、山間にこんな養殖場があるとは思いませんでした。
ここは、今回お世話になる宿です。
この日は盆踊りがあり、広場ではヤマメの塩焼きがあり、とってもいい香り。
あまりにもいい香りで買ってしまいました。
美味しかった〜
夜は村の盆踊りに参加させてもらい、みんなで踊り、夜は遅くまでみんなで小菅村について話し合いました。
小学校以来のジャガイモ掘り
2日目のメインは、小菅村に古くから伝わる在来種のジャガイモ、「富士種」の収穫のお手伝いです。
と、その前に、朝早く起きて、みんなで気持ちい森林浴の散歩をしました。
小菅村の住民にとってはありふれた風景かもしれませんが、コンクリートジャングルに住む人にとっては気持ちい場所です。
散歩から宿に帰り、ジャガイモ堀です。
かなり広い畑で、それをツアー参加者、学生たちと村の方々と一緒にジャガイモ堀をしました。
午前中の間で畑のほとんどのジャガイモを収穫することができました。
これはジャガイモを洗う道具、「バケツ型マルチ洗浄器」。
農作物の洗浄だけでなく、洗濯物の洗浄などにも使えるそうです!
100Vの電源が必要になりますが、自動回転後、回転の反転を自動で行い、園芸などで汚れた軍手やエプロンなどを洗うのに便利そうです!
ジャガイモをトルネードにした「ポテトルネード」。
これを揚げて塩をふって食べると、美味しい!
さらに天ぷらにしたものも美味しかった!
何より、この富士種のジャガイモが美味しい!
また、小菅村に遊びに行って、ジャガイモやアヤメなどを食べたい!
これまでに訪ねた地域
ふるさとマイプロジェクト→
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