Factelier(ファクトリエ)という企業
職業がら日本の山のことが気になっていて、どうやったら国産の木が使われるようになるのだろうと考えている。できることなら助成金が使われなくてももっと国産の木が使える環境になるべきだと思っています。
国産の木が使われなくなってしまった要因の1つが外国産の安い木が輸入されるようになったことがあります。そこで、それならば木材の流通の仕組みを見直し、できる限り中間マージンを省くことができればいいんじゃないのかと考えていました。
そんな時に知ったのが、Factelier(ファクトリエ)というアパレルを立ち上げた山田敏夫さんです。
Factelier(ファクトリエ)の山田さんは、中間業者を介さずに工場と直接提携して商品を作っていて、中間業者によるマージンが上乗せされていない価格で商品を販売されています。
詳しくはFactelier(ファクトリエ)のホームページで確認をしてみてください。
「職人の情熱とこだわりがつまった 語れる商品を適正価格でFactelier(ファクトリエ)」
Factelier(ファクトリエ)の考え方を知った時に、流通をまず見直すことを考えればいいのか!と考えるようになりました。
この時からFactelier(ファクトリエ)という会社、山田さんのことが気になり始め、メディアなどよくチェックするようになったのです。
綿の国内需要はほぼゼロのオーガニックコットンのファーム
5月に種を蒔かれたコットンファームで、参加した11月のイベントで収穫体験をしてきました。
手前は長く遊休農地だった場所で、4回掘削してもコットンを育てるにはまだまだの土壌だそうです。
育てるものにもよると思うのですが、遊休農地になってしまうと、そこから新たに農地として活用するにはかなりの労力がいるんですね。
初めてみた、コットンの花。
下が実がはじけたコットンボールで、上がはじける前の実。
収穫したコットン。
ふわふわで肌触りがとっても気持ちよく、収穫されたコットンに埋もれたい。それほど気持ちよかったです。
収穫の方法は、手摘みだと時間がかかるため、海外では綿花を育てたり収穫したりするのに殺虫剤をはじめ落葉剤・除草剤などの農薬を使うそうです。
しかし、オーガニックで育てたコットンは紫外線(UV)のカット率が高いとのことですし、今回手摘みで収穫しているのも、混ざり物を極力減らし、綺麗なコットンにするためだそうです。
この収穫したコットンをよって糸にし、そして衣服ができる。
気が遠くなる作業です。
コットンの収穫をしている時に、オーガニックコットンは手間暇がかかるし、大量生産される海外のコットンに比べると、価格的には不利とのことです。
ではどういったところで差別化を図るか。
それは、エモーショナルバリュー(情緒的価値)だそうです。
エモーショナルバリュー(情緒的価値)とは、受け手の感情面に訴えかける価値が大切で、作り手の背景と受け手の価値観を重ねることで、エモーショナルバリュー(情緒的価値)が生まれるとのことでした。
コットン収穫体験の後は、キュウイ狩とワイナリーへ
Factelier(ファクトリエ)のコットンファームの隣にはキュウイ畑があり、そこでキュウイ狩をしてきました。
まだまだ多くのキュウイがなっていたけど、このキュウイを収穫するのは本当に大変。手をずっと上げて収穫し、収穫したら背の低い畑の中をキュウイが詰まった思いカゴを移動させる。山梨は果物が多くなる場所ではありますが、その収穫は本当に大変です。
畑のお母さんには、「毎週日曜日にでも手伝いに来て欲しいぐらいだよ」と話していたのが印象的でした。
山梨ツアーの最後は現存する日本最古のワイナリー「まるき葡萄酒」さん。
1891年創業で、来年の2021年で130年、老舗のワイナリーです。
醸造所の隣にはブドウ畑が広がり、そこにコルクの木が立っていました。
初めて見たコルクの木。建材などでコルク自体はよく見るけど、木を見るのは初めて。
地下の倉庫にはワインがたくさん保存されていました。
その倉庫の前には、1980年のラベルのワインがオブジェのようにありました。
「まるき葡萄酒」さんで試飲をさせていただける機会があり、数種類のワインとブドウジュースを飲み、その中で気になったものを購入して来たので、自社が運営しているOne Tableで提供します!
2月から体制が変わることもあり、いつ提供できるかわまだ決まっていませんが、決まったらSNSやHPで告知します。
山梨は周りが山に囲まれている盆地のため、夏は暑いと思うんですけど、街中からすぐ山に行ける環境、食べ物が豊富な環境はいいなと思いました。
1年、数年住むと感想は違うのでしょうが。
夜は参加者と一緒に、山梨のほうとうを郷土料理レストランの「小作」で食べました。私が食べたのは、「熊肉ほうとう」。
今回のイベントの待ち合わせ場所だった甲府駅の周りには雰囲気がいい場所や、建築好きとしては見逃せない山梨文化会館があり、帰りの電車に乗る前に、駅周辺を歩いて見学。
丹下健三さんが設計した「山梨文化会館」。
明るい時間に見たかった。
Factelier(ファクトリエ)のように
Factelier(ファクトリエ)の山田さんが考えていることを、以前から考えていて、私自身もFactelier(ファクトリエ)が大切していることを建築という立場で大切にしていきたいと思っています。
そのことについては、次の記事で書いていきます。
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