Factelier(ファクトリエ)が考えるエモーショナルバリュー(情緒的価値)
以前の記事で、Factelier(ファクトリエ)というアパレルメーカーが綿の国内需要はほぼゼロのなか、オーガニックコットンファームを作り、そこでの収穫体験の記事を書きましたが、そのFactelier(ファクトリエ)という会社がすごく気になっている。
Factelier(ファクトリエ)のコットン収穫&山梨満喫ツアーに参加してきました
そのコットンの収穫をしている時に、オーガニックコットンは手間暇がかかるし、大量生産される海外のコットンに比べると、価格的には不利。ではどういったところで差別化を図るか。
それは、エモーショナルバリュー(情緒的価値)と差別化を図るとのこと。
エモーショナルバリュー(情緒的価値)とは、受け手の感情面に訴えかける価値が大切で、エモーショナルバリュー(情緒的価値)の対義語が機能的価値で、文字通り機能面における価値で数値化できる価値。
エモーショナルバリュー(情緒的価値)は数値化できず、受け手によってもその価値が変わる不確かな価値。
でも、私自身もエモーショナルバリュー(情緒的価値)のところはずっと考えていて、ハードのデザイン(設計)ではストーリーがないと見積の減額の時に金額で判断されてしまいます。金額で判断されない選択基準があったほうがいいと考え、今進んでいる柏の家2(回遊する家)の建主と一緒に高知県にいき、日本の山の現状、高知の木の素晴らしさ、高知での出会いを一緒に体験してきました。
その体験があって、柏の家2(回遊する家)では高知県産の木材や高知県の漆喰を使います。
事務所を立ち上げる前から、日本の山、環境、日本の職人技術、伝統文化には興味あり、エモーショナルバリュー(情緒的価値)が作りたくて高知に行ったわけではありませんが、うちのエモーショナルバリュー(情緒的価値)が何かと言われば、環境とコミュニティだと思います。
コミュニティについては、震災以降、建築家としてできることはないかと考え、2012年から取り組みとして形にした場所が「One Table」で、建物で復興に関わることはなかなかできないけど、食を通じてであれば継続して関われると考え「One Table」を立ち上げ、運営し続けています。
Factelier(ファクトリエ)の特徴
Factelier(ファクトリエ)の特徴を端的にキーワードで説明すると、
・メイド・イン・ジャパン
・「つくり手の思いを感じ、洋服を買ってもらうこと」
・ものづくりの物語を伝える
・このままではすばらしい日本のものづくり文化が絶えてしまうという危機感
・D 2 C
Factelier(ファクトリエ)いついては、HPからでも企業理念などはわかりますが、代表の山田敏夫さんの本がおすすめです!
最近よく耳にするD to Cまたは D 2 C(Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー))をFactelier(ファクトリエ)はすでにやっていたんですね。
D 2 Cとは、自分たちで企画、製造した商品を自社のECサイトで消費者に直接販売するビジネスモデルのことをいい、製造から販売までの仲介業者を省くことができるため、無駄なコストがかからず付加価値の高い商品を適正な価格で販売することが可能になります。
ファストファッションのように決して安くはないのですが、品質を考えるとお買い得だと思っています。
建築、特に一級建築士の試験を始めた頃から、身だしなみに興味がなくなってきました。洋服に興味がないというか、外見にお金をかけるより、内面(特に知識)に気を使うようになり、洋服を選ぶ基準が「その企業が社会的にどのように考えているか」ということを基準にブランドを選ぶようになり、そのブランドから洋服を選ぶようになりました。
Factelier(ファクトリエ)の他に気になっている企業は、
Peaple Tree
STARBUCKS
Patagonia
MOTEHR HOUSE
aeru
ECOALF
Allbirds
Allbirds(オールバーズ)のHPはまだないので、Fachionsnapの記事からどういった企業かわかります。
「"世界一履き心地の良いスニーカー"を展開する「オールバーズ」上陸、原宿の日本1号店が公開」
上記の企業のように企業理念に共感できる企業にお金を支払いたいと考えるようになりました。
Blogでは載せきれない写真をSNSにのせています
大畠個人のInstagramでは、Blogに載せきれない写真を随時アップしているので、こちらも是非覗いてみてください。
Instagram:@ryojiarchi
Facebookをやっている方はこちらから
Facebook:@大畠稜司
弊社設計事務所のInstagramでも、現場や今までの事例などをアップしているので、こちらも是非!
Instagram:@ryojiohataarchitect_official
Facebookをやっている方はこちらから
Facebookではリンクが貼れるので、オープンハウスやイベント情報を乗せることが多いです。
Facebbok:@大畠稜司建築設計事務所
是非、個人も設計事務所のアカウントもフォロー、いいねをしていただいて、情報をシェアしてください!
よろしくお願い致します!!