最初に作ったベンチの問題点
「One Tableのオープン時にベンチがあった方がいいよね!」
ということで、オープン前に、その時もDIYでベンチを作りました。
板を平らに使う通常の方法ではなく、板を縦に使って格子のようなイメージでベンチを作り、さらに座面が取り外しができるようにしました。
このベンチを全部で5台作り、その座面を5台並べるとテーブルになればいいなと思っていて、その記事いついては、下記リンクからどうぞ。
イベント直前にベンチを作る! 〜One Table Project Vol.09〜
このベンチは、ちょっと違うベンチとしてデザインは好評だったんですけど、2点ほど大問題がありました。
1つ目の大問題は、脚が少し中央に寄っているので端に座ると片方が浮いてしまうんです。シーソーのように。さらに最初は座面が取れる作りにしていたので、シーソー現象が発生しやすく、大問題になっていました。
もう1つの大問題は、板を縦に使っていることで、板の使用枚数が増え、重くなってしまったことです。男性でも重いなと感じたので、女性の店主やスタッフには重いと、クレームがありました。
板を縦に使うことで、雨水が下に流れることと、構造的に長いベンチを作れるためいいなと思ったんですけどね。
これらのことを改善するために、新たなデザインのベンチを作ることにしたんです。
ずっと考えていたスタッキングベンチのプロトタイプ
ベンチに新たに作るにあたって、「スタッキング」できるベンチを作りたいと考えていました。
なぜスタッキングに拘ったか。
ベンチをベンチとしてだけに使うよりは、植物などを飾れる棚に使いながら、急にお客さんが来た時に座れるベンチ、2WAYの使い方ができるベンチを作ってみたかったんです。
そこで、One Tableの3周年のイベントのタイミングで、ベンチを新たに作ることにしました。
ベンチが重なる「スタンキングベンチ」のプロトタイプとして、One Table用に作ってみました。
座面同士が重なるまでにはせず、下の段の上にものが置けるようにしてみました。
例えばこのように、上の段にも、下の段にも植物を置けるようにしたんです。
理想としては、下の段に雑誌を縦てて置けるほどのスペースがあればいいなと思っているんですけど、今回は諦めました。
というのも、今回のベンチの材料は、最初に作ったベンチを解体して作ったんです。つまり廃材となる材を再活用して作りました。
そのため、材の大きさが決まっていたので、ある材で、作れるデザインで作りました。
通常のベンチとして使うイメージはこのような感じです。
1台の重さは、以前のベンチの半分以下になったと思います。
女性に持ってもらうと軽くなり、さらにガタガタがなくなったということで、評判が良く、よかったです。
以前のベンチは、1×4材を無塗装で使っていたので、雨染みなどがありました。
私個人としては、経年変化で好きな風合いなんでうすけど、お客様に座ってもらうには見た目がよくなかったことと、長期的に使えればと思い、今回は塗装をしました。