日本の家具メーカー、CONDE HOUSE(カンディハウス)
CONDE HOUSE(カンディハウス)は、北海道の旭川を拠点とする日本の家具メーカーです。
創業は1969年で、株式会社インテリアセンターとしてはじまりました。
創業者の長原實さんは、1963年に旭川市海外派遣技術研修生として当時の西ドイツに渡り、約4年間、家具メーカーやドイツ国立木材技術大学などで研修しながら家具づくりやデザインの技術を身につけた家具職人です。
日本に戻ってきてからも、旭川市木工工芸指導所に勤務しながら家具やデザインについて学び、1968年9月にいろいろな人からの支援を受けインテリアセンターを立ち上げ、1969年に株式会社インテリアセンターを創業しました。
会社名をCONDE HOUSE(カンディハウス)に変更し、今年の2019年で創業50年となります。
CONDE HOUSE(カンディハウス)で大切にしていることは、できる限り北海道の木を使い、最先端加工機で作りながらも仕上げは全て手作業とし、自然と手仕事を大切にしています。
以前から海外での違法伐採が問題となっており、違法伐採が森林の減少と劣化の一因とも言われています。
そのためCONDE HOUSE(カンディハウス)では、PEFC(全ヨーロッパ森林認証システム)やFSC(森林管理協議会)などの認定を受けた合法性証明済み木材を使用しています。
シンプルなCONDE HOUSEの家具
私自身が無垢な木を使ったシンプルな設計をします。
それは、北欧のデザインが好きで、建築家で言えばAlvar Aalto(アルヴァル・アールト)、Arne Jacobsen(アルネ・ヤコブセン)の影響があると思います。
ヨーロッパの建築を見に行ったのも、アアルトやヤコブセンの建築を体験したかったからです。
建築の大学を出ていない者が「建築家」に憧れヨーロッパを旅した日々
建築の道に進んだのは、家具が好きで、家具から建築に進んだと言っても過言ではありません。
その中でも、シンプルなデザインの北欧家具、artek(アルテック)やCARL HANSEN & SON(カールハンセン&ソン)に惹かれ、いつかは購入したいと思っている家具です。
CARL HANSEN & SON(カールハンセン&ソン)は、有名なYチェアを扱っているメーカーです。
ちなみにYチェアは正式名ではなく、正式名は「CH24」と言います。
CH24の背もたれの特徴的な形状からYチェアと呼ばれるようになったそうです。
もともと工作が好きということもあり、建築の仕事を続けているうちに職人さんの手仕事に惹かれ、日本の職人技術をどう守るかということも考えるようになりました。
そこで、日本の家具メーカーに目を向けるようになり、今ではマルニ木工やCONDE HOUSE、TRUCKの家具をお客さんには勧めるようにしています。
独立をしてからか。
「何を買うか」、ではなく、「どこから買うか」ということを考えるようになりました。
だからこそ、エンドユーザーと話す機会が多い私自身が、どんな取り組みをしている会社であるかを伝えることが大切なんだなと考えています。
今回のCONDE HOUSEの家具
ダイニングテーブル
●マム ダイニング EXテーブル φ105・EXテーブル φ105 H
バタフライ式に収納された天板を、簡単な操作で広げられるエクステンションテーブルです。シンプルなデザインは椅子や空間を選ばず、用途やスペースに合わせて伸長。樹種と塗装も数種類揃えています。ウォルナット、北海道タモ、北海道ナラの天板には、変化に富んだ木目によって無垢材に近い表情が味わえる「ランダムマッチ」を採用しました。
CONDE HOUSE(カンディハウス)
丸テーブルは空間を柔らかくしますし、伸長するこのテーブルは、デザインと機能を考えると、安くはないが、是非欲しいダイニングテーブルです。
ダイニングチェアー
●KAMUY ダイニング アームチェアー(座張)・アームチェアー H(座張)
座の幅と奥行き、そして背と座面の角度の試作を繰り返して実現した掛け心地です。背や座、アームは手触りがとてもやわらかく、エッジを立てることによりどの角度から見ても全体が引き締まった印象に。前脚と後ろ脚をつなぐ貫の太さを前後でわずかに変えるなど、緻密な計算によって「ごく普通に見えながら極めて美しい椅子」が完成しました。木座は無垢材を接いで3次元曲面で削り出した、こだわりのフォルム。布や革の座張タイプは、多彩なコレクションからお好みの張地が選択できます。
CONDE HOUSE(カンディハウス)
この椅子はとっても座りやすく、ダイニングチェアを買うのであればYチェアよりもこのKAMUYかマルニ木工のHIROSHIMAをお勧めしています。
リビングチェアー
●TACK LUX リビング イージーチェアー
今回は北海道産のタモ材を使い、背と座には北海道砂川市にある日本唯一の馬具メーカー「ソメスサドル」の厚革を張った、〝オール北海道〟での再デビューです。同社は、馬具づくりの歴史に裏付けされた革使いで広く知られており、厳しくなっている上質な原皮の仕入れと見極め、張りや縫製の力を持つ、カンディハウスにとって大切なパートナーです。
CONDE HOUSE(カンディハウス)
リビングサイドテーブル
●KAMUY リビング サイドテーブル φ45(大理石)
イージーチェアーや2シーターと組み合わせるほか、ソファーやベッドサイドでも活躍する汎用性の高いテーブル。天板は木製のほかグレード感のある大理石仕様も用意しました。すっきりとした印象を与える脚は、上下で微妙に太さが変化。円形のベースも、周りに光の輪ができないなだらかな曲面にこだわりました。
CONDE HOUSE(カンディハウス)
光源が見えないPH5
「お勧めの照明はありますか?」
と聞かれたら、一番最初に名前をあげるのが、louis poulsenのPH5です。
ダイニングペンダントライト
●ルイスポールセン「PH5」
一生のものを身の回りに置くようにする
お勧めするCONDE HOUSE(カンディハウス)もマルニ木工も、決して安いものではありません。
ただ、何がいいもので価格が高いのか、何がよくなくて安いのか。
それは身の回りに置いて、実際に使わないとわからないだろうと考えるようになり、自分が惹かれたものは、極力身の回りに置くようにしています。
また、いいもので価格が高くても、使い続ければ、言ってしまえば費用対効果が高いような気がする。
安いものを使いまわしていると、積み重ねればいつか質が高いものを購入した時と同じ金額になるかもしれないし、また安いものを使いまわしていると愛着が生まれず、物を物としてしか見なくなり、それ以上の物は何もない気がします。
しかし、質が高く長く使い続けることで、その物には「時間」というお金では買えないモノが生まれたり物語が生まれるかもしれないし、物語が生まれば愛着も生まれる気がします。
そう言ったものが生まれる質の高いモノを身の回りに置いて生きたいと思っています。
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