さらに外とつながるために庇を撤去
自分の事務所のためにセルフリノベーションをしているテナントは、元々は花屋さんで、ポリカーボネイトの乳白色のフードがついていました。
そこには、花屋さんの名前、「ふらわーしょっぷ樹里」とお店の電話番号が貼ってありました。
雨の日はこのフードがあると傘をさすのに便利なんですけど、ポリカーボネートの色とシールが主張していて、名前のシールを剥がしてもおそらくポリカーボネートにシールの跡が残ると思います。
またデザインはできるだけシンプルにしたいので、このポリカーボネートのフードを取ることにしました。
そのフードを撤去したのが上の写真です。
フードを撤去した時点で、残ったアルミの骨組みを再利用してリデザインできないか考えました。
アルミの骨組みを残そうと思ったのは、全て撤去して今までの風景が変わってしまうより、少しでも今までの風景や記憶を残せないか考えました。
例えば、この横のアルミの骨組みに板をはめ込んでみるとか。
しかし上のフードの骨組みはどうする?
上のフードの骨組みを撤去してしまうと、横の骨組みが安定しなくなるのでは?
などなど、この骨組みを見ながら頭の中で一人で会話してました。
その結果、やはりすっきりしたデザインにするべきだということに落ち着き、アルミの骨組みを撤去することにしました。
アルミの骨組みは建築物に固定されていて、持っている工具では外すことができなかったので、お世話になっている先輩にお願いをして、取り外してもらいました。