解体して想定外の嬉しいこと
公団の1室をフルリノベーションするプロジェクトが千葉県松戸市で進んでおり解体がほぼ終わり、床の下地工事が進んでいます。

床の解体が終わり、ゴミの搬出もだいぶ済み、床レベルの高さを確認し下地を作ってもらいました。

解体して予想外だったのが、全体の既存レベルが玄関の土間レベルよりも低く、これは嬉しい誤算でした。
管理事務所に問い合わせて既存図面を確認はしているのですが、既存図面の管理がしっかりしておらず平面詳細図しか見つけることができなかったため室内の高さが解体前の高さから想定して設計を進めていました。
床の下にも断熱材
床下にも断熱材を入れます。床下に断熱材を入れる場合は、発泡プラスチック系の断熱材を入れることが多いですが、今回は最近よく使う木繊維断熱材シュタイコの板状のSTEICO base(シュタイコベース)を採用しました。

発泡プラスチック系の断熱材はプラスチックを発泡させて細かい気泡をつくり空気を含む断熱材で、発泡スチロールをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。下の写真がホームセンターでよく販売されている発泡プラスチック系の断熱材のスタイロフォームです。

発泡プラスチック系断熱材は価格は安いですが石油からできていることとが気になっており、建材の原材料のことを考えるのであれば木の端材を原料とした⽊質繊維断熱材の方が環境にいいですし、石油建材に囲まれる自然素材に囲まれる方が気持ちがいいので、STEICO base(シュタイコベース)を採用しました。

STEICO base(シュタイコベース)は下の写真の床下地の下にある板状のものがそうです。

外壁側の壁面にはうめや石材店でも採用したSTEICO zell(シュタイコゼル)を使う予定です。

室内付加断熱のSTEICO base(シュタイコベース)の特徴
STEICO base(シュタイコベース)の特徴は、
・高い透湿性と結露防止
・サスティナブルでリサイクル可
・高い遮音性
・自然系塗装との相性の良さ
・簡単な断熱リフォーム
です。
・高い透湿性と結露防止
透湿性が高いため湿気を排出するので、壁体内結露を防ぎカビの繁殖を抑え、健康な室内環境をつくります。
・サスティナブルでリサイクル可
リサイクル可能で土にも還る断熱材です。有害な化学物質を含まず、アレルギーやアトピーのある方でも安心して使用できる、製造から廃棄までをサスティナブルに考えられた断熱材。
・高い遮音性
高圧縮タイプで密度が高いため遮音性が高い断熱材。
・自然系塗装との相性の良さ
左官・粘土塗料の下地としても使用が可能。
・簡単な断熱リフォーム
既存の壁に直接貼ることができ、フローリングの下地材にすることで、手軽に室内断熱改修ができます。
STEICO base(シュタイコベース)仕様
サイズ (長さ/高さ/奥行き) | 1,150×595×20(㎜) [密度250kg/㎥] |
熱伝導率 | 0.048W/(m・K) |
SD値 | 0.10m |
比熱容量 | 2100J/(kg·K) |
圧縮強度 | 150kPa |
垂直引張強度 | ≥10kPa |
成分 | 木質繊維(トウヒ)、硫酸アルミニウム(難燃剤) |
STEICO base(シュタイコベース)はイケダコーポレーションが扱っているので、興味を持ったっ方は下記のリンクにアクセスしてみてください。
今回の空間づくりのパートナーは株式会社中野工務店
今回一緒に建築づくりをしていただく工務店さんは、2025年3月に完成したうめ家石材店を施工していただいた株式会社中野工務店さんにお願いしました。
中野工務店さんは、昭和34年(1959年)創業の工務店で、中野工務店さんのことは独立する前から知っていて、デザイン性が高く、技術が素晴らしいため、うめ家さんに続き中野工務店さんにお願いをしました。
中野工務店さんは数多くの設計事務所とも一緒に仕事をしており、さらに自社でも設計している、技術・デザイン・知識が豊富で、数多くの賞を受賞している工務店さんです。
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