断熱改修をする前の断熱性能
このプロジェクトは1階を地域に開いた場所にしたいということから、耐震性と断熱性の改善と雨漏りの修繕をすることが主題となって始まりました。そのため、他のプロジェクトでも使った「FLIR Systems(フリアーシステムズ)」のスマートフォン用の赤外線カメラで熱の伝わり状態を確認してみました。
「既存公団(UR団地)の断熱性能を知ってほしい-冬版-〜松戸の家7(UR団地リノベーションの家1) Project Vol.03〜」
既存住宅の内部の写真は以前のブログに載せているので、そちらを確認してみてください。
「既存住宅の耐震断熱改修プロジェクトの工事が始まります〜松戸の家6(つぐ家1)Project Vol.02〜」
室内の温度を計測したのは、2023年9月7日。最高気温は34.0℃
この住宅は昭和55年に完成した建物で、築43年ほど経っています。そのため現代の夏の暑さでは、エアコンなしでは熱中症になってしまうほどの暑さです。

こちらは玄関から見た写真。計測したのは、上の写真の階段を登った2階の天井部分です。

最も熱い部分は赤い場所で37.6℃。一番低い温度でも34.1℃。

こちらは玄関の上にあるトップライトの写真で最も高井部分は53.5℃。ガラスには鉄線が入っているからなのか、ガラスの部分でこの温度です。

リビングの南側の窓はどうでしょうか。

最も温度が高い部分は、窓のアルミの部分の45.9℃。今の断熱性能のある窓は、アルミでも内部に樹脂が入っていて熱を伝わりづらくする窓もあるのですが、昔はそのような窓はもちろんありませんでしたので熱が窓から伝わってきています。
上の写真の天井部分は2階がない下屋部分でこの温度は34.1℃。こちらは外部とほぼ同じ温度です。

こちらは南側にある書斎。

ここで最も温度が高いのは窓ではなく、天井でした。こちらも2階がない下屋部分ですが、リビングの天井よりも高い、37.7℃もありました。

2階はどうでしょうか。熱は上に溜まるので、2階に上がるとムッとします。

計測してみると、リビングと同じように窓のアルミの部分が最も温度が高く、52.2℃。一番低い場所でも36.2℃で、熱が溜まってしまっているのか外よりも気温が高くなっていました。

他の2階の部屋は、

こちらも窓のアルミの部分が54.3℃で、最も低い場所で36.4℃。この温度が外部ではなく、内部の温度のため、この熱が輻射熱で内部の気温を上昇させています。

最後に、2階の和室の温度は、他の部屋よりは温度が低かったですが最も高い部分で45.4℃。

日差しが当たらない北側の方で温度が低く34.9℃。2階では温度が低い場所でも35.0℃ある状態で、これではいくらエアコンで温度を下げても常にエアコンは高出力で稼働している状態となり、電気代がかかります。
今回のリノベーションでこれらの気温がどう変わるか、非常に楽しみです。
今回タッグを組む工務店、有限会社タケワキ住宅建設
今回共に家づくりをするのは、千葉県松戸市に会社を構える「有限会社タケワキ住宅建設」さんです。会社の設立は1972年。タケワキ住宅建設さんは、以前知り合いの建築家さんの内覧会で紹介していただた工務店で、その家の雰囲気が温かったという感覚を覚えていたのと、会社が同じ松戸市でさらに今回のプロジェクトの現場の近くの工務店ということもあり、初めてですが家づくりをお願いしました。
タケワキ住宅建設さんはOMソーラーを取り入れた住宅を設計施行されているということもあり、自然素材の扱いに慣れており、また設計事務所とも多く仕事をされているので、経験・知識・引き出しが豊富な工務店です。
タケワキ住宅建設さんとの家づくりは今回で2回目となります。
初めての家づくりは「松戸の家5(増築の家)」。こちらの家づくりを通して、社長兼現場監督の竹脇さんの人柄を知ることができましたし、大工さんの技術も知ることができ、また一緒に仕事をさせていただきたいと思っている工務店さんです。
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