賃貸用にリノベーションするプロジェクトの間取りが決定
築41年のマンションの1室をリノベーションするプロジェクトが千葉県松戸市の北小金で進んでいます。前回の記事では、依頼主が物件を購入し現調をしました。
「賃貸用にリノベーションする現場調査〜松戸の家2(無垢な賃貸) Project Vol.02〜」
依頼主が正式に購入を決め、賃貸用にリノベーションすることになりました。間取りは大きく変更することができないのですぐに決まりましたが、見積調整が難航しました。賃貸用なので予算をかけれないのは覚悟していましたが、その中で他の賃貸物件と違いを出さないと借りてもらえないですからね。
玄関は大きく変更しないことにしました。玄関の床のCFは汚れているのと、デザインに古さを感じるのでこちらは張り替えますが、下駄箱、分電盤、照明は再利用します。分電盤は変更したかったのですが、こちらは断念しました。壁についていた照明は、こちらはデザインが古いのですが、いい意味で昭和感がありスッキリしたデザインだったため再利用します。
キッチンは全体的に汚れがひどく汚かったので交換します。気をつけないといけないのが換気扇です。換気扇のダクトの経路などを確認しながら機器を選び、キッチンは予算を考えあるメーカーのキッチンを使うことになりました。こちらは依頼主からの要望で、価格・デザインからこのメーカーに決まりました。どんなキッチンが入るか楽しみにしていてください。
内装は弊社と同じ仕様の仕上げにすることになりました。天井と壁は自然塗料、床は杉の間伐材無垢フローリング。
「さくら通りのオフィスの仕様」
ただ、これらの仕様は一般的な賃貸の仕様のビニルクロスやクッションフロアよりも工事費が高いため、千葉県柏市で並行して進んでいるプロジェクト「柏の家1(カフェのある家)」と同様に今回もDIY・セルフリノベーションをすることにしました。
「柏の家1(カフェのある家)のDIY・セルフリノベーション」
前回の記事でも書きましたが、建具は今回は再利用します。
こちらのガラス扉です。
この既存の扉のガラスが面白いデザインしていて、こちらも昭和を感じるガラスデザインです。そしてこの扉の樹種。ラワンは多用された木材で、ラワンの木目があるだけで古さを感じます。
和室は畳をフローリングに張り替え洋室とします。この部屋は寝室となり、今は布団ではなくベッドを使う人が多いため畳よりはフローリングのほうがいいと考え、洋室にします。
既存の間取りには収納がこの和室の押入れしかないので、こちらはこのまま使うことにしました。押入れ壊してデスクスペースにしても面白いなと思っていたのですが、こちらも予算の都合上、実現できずです。
写真でところどころ床が剥がれていますが、事前に工務店に入ってもらい床下などを確認してもらいました。そのため、この和室の畳も上がっていて、床が剥がされているんですね。
水回りの洗面台、トイレ、お風呂は、全て交換します。この水回りスペースはコンクリートブロックで囲われていて、壊すこともできるのですが、壊すとお金がかかるので、このスペース内で水回りを刷新します。
お風呂の天井を剥がしてもらい天井裏のスペースなどを確認し、こちらはユニットバスに入れ替えます。
水回り関係は全て交換しますが、内部の使えるものは再利用して、全てを新しくするのではなく、古さを残したデザインでリノベーションをします。
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