壁の漆喰をDIY
現在進んでいる千葉県柏市の新築住宅のプロジェクトでは、内装工事がどんどん進んでおり、2階の仕上、漆喰塗りが進んでいます。
2階の漆喰仕上の場所は、天井と壁。
2階は天井が高く大空間になっているということもあり、漆喰を塗る面積が結構あります。そこで、天井をコテで塗るのは大変ということもあり職人さんに塗ってもらい、壁は減額ということも含めて建主によるDIYで塗ることにしたんです。
天井が白くなると、光が反射して明るくなりますね。
天井は左官職人さんに塗ってもらいました。
壁を建主自身がDIYで左官をコテで塗るのですが、建主の方は今までDIYをやってこられた方ではなく、素人さんです。
ただ、基本設計をしている時にDIYをすることがあるかなと思い、他の物件でDIY体験ができる時に声をかけ、ペンキをローラーで塗る作業は体験してもらいました。
そのプロジェクトは、京成小岩で進んでいた美容室のリノベーションプロジェクトで、クライアントやお店のスタッフみんなでDIYで壁や梁をペンキを塗りました。
美容室のDIYの記事はこちらから
「美容師とDIY塗装〜小岩のHAIR SALON 1(Feel) Project Vol.10〜」
今回はペンキではなく、左官なのでコテで塗ります。
コテが結構大変なんです。
漆喰の材料を盾に乗せ、そこから手首を返して漆喰をコテに乗せて塗る。
この作業を職人さんは簡単にやっていまスガ、これが難しいんですよ。
たまたま、天井を塗ってくれた左官職人さんが現場に居たので、塗り方を伝授をしてもらいました。
職人さんに直接教えてもらえる機会は私もないので、この時にDIYが始めれてよかった。
今回の漆喰は、建主と一緒に訪れた高知県の石灰を主原料としたタナクリームを塗ります。
「タナクリームと土佐漆喰(とさしっくい)の工場見学」
バルコニーに板が張られました
外部では、バルコニーの腰壁部分の板が張られていなかったのですが、現場に行くとバルコニーの工事が終わり、板が張られていて、2回目の塗装をしてもらっていました。
南側全てに板が張られ、外壁工事が終わりました。
今回の塗装は、着色ではなく、クリアの塗料を塗ってあります。
しかし、他の塗料と違って、塗った直後から色味が変わってきてどんどん経年変化していきながら木材を保護します。そのため、来るたびに雰囲気が変わってきています。
オープンハウスの日時が決まりました
柏の家2(回遊する家)Projectでは、建主に引き渡す前に中を見学できるオープンハウス(内覧会)を開催します!
その日時が決まりましたので、ご興味がある方は下記リンクでチェックしてみてください。
今すぐに家づくりを考えていない方でも大丈夫です。
柏や松戸、流山あたりで設計事務所による住宅を見学できる機会はあまりないと思うので、いつか家づくりをしたいと思っている方は是非見に来ていただきたいです。
「オープンハウス(内覧会)のお知らせ〜柏の家2(回遊する家)Project〜」
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一緒に家づくりをする工務店、株式会社助川工務店
柏の家2(回遊する家)の家づくりを一緒に進めてくれるのは、千葉県柏市にある工務店、「株式会社助川工務店」さんです。
明治20年創業の老舗の工務店。
西暦だと1887年に創業されています。
そうなると、今年の2019年で132年。
助川工務店さんとは、今まで
松戸の家3(ゲルのある家)
松戸の診療所(無垢な診療所)
我孫子の家1(路地裏のある家)
と3つの仕事を一緒にさせてもらっています。
今はだいぶ寺社の仕事が少なくなっているようですが、昔は宮大工としても職人仕事をされていて、昭和61年(1986)に三代目の助川秋蔵さんが、労働大臣より 「現代の名工」 として卓越技能賞受賞されています。
自社設計施工をしながら設計事務所とも多く仕事をされてますし、自社大工を育ている工務店で、経験・知識・引き出しが豊富な工務店だと、いつも一緒に仕事をしながら感じます。