崖がある敷地に対応する杭工事
現在、進んでいる愛知県名古屋市の新築住宅のプロジェクトは、崖のある敷地のため、通常の平地の住宅設計以外に考慮しなければいけないことが多いプロジェクトです。
高低差がある敷地については、以前ブログにまとめたので、そちらもどうぞ。
その記事では、擁壁の対応などについても触れています。
「高低差の敷地に囲まれた計画地〜名古屋の家1(対峙しない家) Project Vol.05〜」
事前の地盤調査の結果で地盤改良が必要なことと、敷地周辺に高低差があるため、地盤改良には杭を採用しました。
杭については、構造事務所が長期優良住宅の申請時に詰めてもらっていたので、安心して進めることができました。
雨の中の配筋検査
杭工事が終わり、工務店と構造事務所とで、基礎の図面チェックを何回もやりとりをして、基礎の配筋工事を進めてもらいました。
基礎の図面チェックとは、工務店に描いてもらった施工図で、基礎の位置と高さの確認、基礎梁の配筋の人通口の位置の確認など、コンクリートを打設する範囲などを確認。
さらに、基礎の上に土台を乗せ、その土台を固定するホールダウン金物やアンカーボルトの位置なども含め、設計事務所、構造事務所、工務店のみんなで確認して基礎の施工図を作り、その施工図を元に職人さんに配筋してもらい、その確認に構造事務所と共に現場を訪れ、配筋検査をしてきました。
あいにくの雨のため、配筋検査は大変でした。
雨の中、図面を見ながら鉄筋の本数やピッチ、ホールダウン金物やアンカーボルトの位置と場所の確認をしなければいけないので、図面がどうしても濡れてしまうんですね。以前も雨の中、配筋検査をしたのですが、その経験から、必要な図面をA3のクリアファイルに入れて、図面が雨に濡れても大丈夫なようにしました。
配筋検査について軽く触れましたが、確認したことは、
・鉄筋材料は適切か
・主筋の太さ、本数、通りは適切か
・基礎梁の位置の確認
・鉄筋の継手、定着長さは取れているか、継手は重ならないように配置してあるか
・主筋、横筋、耐圧部の配筋のピッチは適切か
・所定の「被り」は取れているか
・コーナーなどの補強筋は指定どおりか
・スリーブ、点検口などの開口部の補強筋はされているか
・基礎立上り枠の取り付け(レベル)は良好か
・アンカーボルトはコンクリート打設前に鉄筋に結束されているか
・アンカーボルトの取り付け位置、高さ、本数、通りは施工図通りか
・アンカーボルトの埋め込み長さは、指定通り以上になっているか
・アンカーボルトが型枠に触れないように向きの確認
など、確認しました。
今回の家づくりのパートナーは株式会社ザイソウハウス
株式会社ザイソウハウスさんについては、下記の記事で紹介していますのでこちらをどうぞ。
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