断熱改修をした築25年の鉄骨造の集合住宅
東京都江戸川区で進んでいる集合住宅のリノベーションプロジェクトは、建物の築年数が25年ということもあり、既存の部屋には断熱材が入っていませんでした。
その断熱改修については、前回の記事で書いているのでそちらを見てみてください。
「床の下地工事〜江戸川の家1(ノームコアな家) Project Vol.03〜」
予算も含めて、今回の断熱改修はスタイロフォームという押出法ポリスチレンフォームの断熱材を採用しました。
そのスタイロフォームが壁の下地の間に敷き詰められた壁。
この壁、スッキリしていると思いませんか?
壁の下地の木が等間隔で入っているから?
でも、それはこの木の上に石膏ボードが張っていくの、等間隔に下地の木を入れていかないといけないので、どこの現場でも同じです。
では、どこかスッキリしているのか。
それは、スタイロフォームの刻印がほぼ同じ高さで敷き詰められているからだと思うんですね。ただ、このスタイロフォームは、石膏ボードで塞がれてしまうので見えなくなってしまいます。そのため、何も気にせずに敷き詰めればいいのに、刻印を揃えて敷き詰められていました。
こうゆうところを見ると、大工さんの質を感じることができます。今回の現場は綺麗ですし、細かいところに気を遣いなら作業をしてくれているんだなと感じるうことができますね。
天井の下地の木組み
解体前の部屋は、フラットな天井でした。
そのため天井が低く、圧迫感があったため、なるべく天井を高くするように梁型を出し、少しでも空間が広くなるようにしました。
その天井の下地となる木組み、建築では野縁と言うんですけど、この野縁をいつも綺麗だなと思います。
このままでもいいんじゃないかと思えるほど綺麗で、石膏ボード塞いでしまうのがもったいないとさえ思えます。
この綺麗な下地を見て、いつかこのままの状態の天井をデザインとして表現したいなと思いました。
この状態であれば、下地の位置がわかるので、どこに重いものを取り付けれるかわかりますし、電気の配線などもまとめて天井の上を通せばコンセントやスイッチの増設がしやすい。
照明の増設もしやすいですよね。
さらにこの格天井に向けて照明を照らしてあげると、陰影も綺麗そうですし。
躯体の天井とこの野縁の天井の間にスペースがあれば収納スペースとしても使えますね!
色々なアイデアが出て来ます!
石膏ボードで天井を塞いでしまうと、それで終わりですからね。
余白があることで、その余白を埋めるアイデアが出て来ます。
今回の施工パートナーは、関内建匠有限会社さん
今回の家づくりのパートナーは、現場と同じ江戸川区に会社がある関内建匠有限会社さんです。
平成13年に創業し、工務店としては新しい工務店ですが、多くの設計事務所と仕事をされていたり、施工事例などを見させていただき、今回一緒に家づくりを進めていくことになりました。
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