レンタサイクルで散策
石巻と言えば、石ノ森萬画館。
宮城県出身の漫画、石ノ森章太郎さんの記念館があることから、街中には漫画のキャラクターがいたるところにあります。
2月から石巻に来るようになり、そこから毎月、石巻に通っている。
1ヶ月で変わる訳ではないことはわかっているが、動けるうちにと思って通っている。
新たに息をふき込むために後ろ側を解体しているのか、それとも津波で壁が崩れたのか。
絵が描かれたシャッター。
シャッターが閉まっているだけだと愛想のない街並みになってしまうだろう。
こういったシャッターがあると、気持ちが和む。
山形屋さんのことを色々聞きに、訪ねに来ました。
山形屋さんを守った裏の日和山。
明治41年創業の山形屋さん。
明治の石巻市。
切妻の屋根が続くこの風景が復興で復活したら、他の街にはない風景ができる気がする。
山形屋さんの近くの「石巻まちなか復興マルシェ」で石巻の食材が買えたり海鮮が食べれると山形さんに教えてもらったので、お昼は「石巻まちなか復興マルシェ」で食べました。
都内で食べると値段が高そうだけど、石巻ではリーズナブルな価格で食べることができた海鮮丼。
津波で家が流された空き地などの雑草の長さが、震災からの年月を感じる。
何もなければ石ノ森萬画館のこの川辺は、とっても気持ちがいい場所なんだろう。
しかし、震災があってから海が怖いという子供もいるそうで、「水」というものを考えさせられる風景。
午後は今まで行ったことがない石巻を見たいと思い、レンタサイクルで自転車を借りて石巻を散策。
先日、日和山から見えたお寺。
瓦が剥がれ、まだ暮石が倒れていた。
この家も、日和山から見えた家。
周りの家は流されたり津波で倒壊したそうだが、この家だけは残っている。
この差はなんなんだろうか。
流されたり倒壊した家があれば、残った家もある。
「がんばろう!石巻」
「津波に負けたくない、地域の人々を励ましたい」という思いを込めて設置された復興のシンボル。
献花台や震災家屋の木片を集めて種火をおこした灯火などが設置され、亡くなった方への追悼の思い、生き残った人々が未来に向けてがんばろうとする思いが、この場所には詰まっています。
写真の左には、この地域を襲った津波の高さを示すポールが建っており、震災の恐ろしさを風化させない場所となっていた。
津波の高さは、6.9m。
2階建ての住宅が飲み込まれる高さです。
復興のシンボルの「がんばろう!石巻」から街の方に戻る途中、一直線の道があったので、進むと小高い山があり、山頂には朱色の神社がありました。
今回も一泊二日の計画で石巻を訪ね、二日目はまだ回れなかった場所を散策。
散策の前にまた山形屋さんに行き、お味噌などを購入。
お昼は、また「石巻まちなか復興マルシェ」で、丼ものを食べました。
散策していると、不思議な外壁の家を発見!
一瞬板金かなと思い近寄って見ると、スレートでした!
石巻の雄勝は天然スレートの産地で有名で、地産のものをふんだんに使った建物が今でもあることが素晴らしい!
石巻を訪れる理由
2014年02月22日〜23日
「石巻を訪れるきっかけとなった自転車と手紙」
2014年03月11日
「震災から3年目の3月11日の石巻市」
2014年04月18日〜19日
「Architecture for Humanityという団体」
2014年05月17日〜18日
「震災後の子供の心」
これまでに訪ねた地域
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