内装が進む新築住宅の現場
千葉県柏市で進んでいる新築住宅の現場は、屋根工事が終わり、内部の電気や給排水の工事もどんどん進んでいます。
コンセントやスイッチ、照明の高さや位置を図面に描き込み、施工してもらいます。その電気や給排水の壁の中の工事が終わると、断熱工事と進みます。
断熱工事の種類
断熱工事は、柱や梁などの構造体の中に断熱材を敷き詰める充填断熱(内断熱とも言います)と構造体の外側を断熱する外張り断熱があります。
建築の本やインターネットでは、充填断熱や外張り断熱のメリット・デメリットが書いてあると思いますが、弊社の今の仕様では充填断熱を採用しています。
断熱材の種類
断熱材と言っても、多くの種類があり、まず素材で分けると
・繊維系断熱材
・発泡プラスチック系断熱材
に分けることができます。
繊維系断熱材を更に細かく分類すると、
・グラスウール
・ロックウール
・セルロースファイバー
・ウールブレス
・インシュレーションボードがあります。
この繊維系断熱材も大きく2種類があり、
・鉱物を人工的に加工する「無機繊維系」
・新聞古紙や羊毛などの「天然繊維系」
に分けることができます。
無機繊維系断熱材が、グラスウールとロックウールで、
天然繊維系断熱材が、セルロースファイバーとウールブレスです。
繊維系断熱材の中に書いたインシュレーションボードとは、軟質繊維板のことで、畳床として使用され、かつては断熱材として用いられていましたが、最近では杉の樹皮を主原料とした「フォレストボード」(アキモク)というエコ断熱材も商品化されています。
プラスチック系断熱材を細かく分類すると、
・ビーズ法ポリスチレンフォーム
・押出法ポリスチレンフォーム
・ウレタンフォーム
・ポリエチレンフォーム
・フェノールフォーム
に分けることができます。
私個人としては、天然繊維系断熱材を採用したい気持ちはありますが、天然繊維系断熱材はコストが高く、最初の見積図面では採用していても、減額で不採用になってしまうことがあります。
断熱材は種類が多いことから、調べ始めると面白い素材だと思っているので、いつか各断熱材のメリット・デメリットをまとめて記事にしてみたいなと思っています。
建築設計事務所のSNS
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一緒に家づくりをする工務店、株式会社助川工務店
柏の家2(回遊する家)の家づくりを一緒に進めてくれるのは、千葉県柏市にある工務店、「株式会社助川工務店」さんです。
明治20年創業の老舗の工務店。
西暦だと1887年に創業されています。
そうなると、今年の2019年で132年。
助川工務店さんとは、今まで
松戸の家3(ゲルのある家)
松戸の診療所(無垢な診療所)
我孫子の家1(路地裏のある家)
と3つの仕事を一緒にさせてもらっています。
今はだいぶ寺社の仕事が少なくなっているようですが、昔は宮大工としても職人仕事をされていて、昭和61年(1986)に三代目の助川秋蔵さんが、労働大臣より 「現代の名工」 として卓越技能賞受賞されています。
自社設計施工をしながら設計事務所とも多く仕事をされてますし、自社大工を育ている工務店で、経験・知識・引き出しが豊富な工務店だと、いつも一緒に仕事をしながら感じます。