松戸の診療所(無垢な診療所)について

所在地 :千葉県松戸市
主要用途:診療所
構造  :鉄筋コンクリート造 地上4階建ての1階
敷地面積:---.--m²
建築面積:---.--m²
延床面積:117.80m²
施工  :株式会社助川工務店
構造  :
撮影  :大畠稜司建築設計事務所

千葉県松戸市で訪問診療や訪問看護を行うあおぞら診療所がスタッフと資料が増えてきたことと診察室を増床するために、元々入っているテナントの隣が空いたことを機に、リノベーションして増床することになった。

あおぞら診療所では、訪問診療、訪問看護に関する臨床実践、連携、教育、研究、地域活動を行っており、在宅医療とは突き詰めると地域づくり活動とのこと。そこで、弊社が人が集まる場所、One Tableを運営していることに興味を持ってもらえ、プロジェクトが始まった。

新たに作る診療所では、診療所が3部屋、待合スペース、1室が2室にセパレーとできる相談室が求められた。さらに待合室は歩行訓練などができたり、色々な用途に使えるように広いスペースが欲しいとのこと。基本設計を進めながら、スタッフと一緒に他の病院を見学しながら、動線、広さ、使い勝手を共有しながら進めた。

あおぞら診療所では、入院生活が辛いので家に帰って家族と暮らしたい患者さんや最期は自宅で自分らしく過ごしたい患者さんを診ることから精神的にストレスがかかるだろうと思い、内装にはスタッフがリラックスできる素材を使いたいと考えた。そこで最初は板張りや自然塗料の塗り壁を使ってリラックスできればと思っていたが、アルコールなどを使う仕事柄、自然塗料は使えないので、板張りを腰の高さまで張ることにした。扉はいかにも病院で見かけるような扉ではなく、オリジナルの扉をデザインし、自宅の延長のような空間にした。その扉には、遊び心で扉が開く方向を示す明かり窓を設け、部屋番号毎にこの明かり窓の数を変えた。