茨城県で新築住宅プロジェクトが始まります
茨城県の五霞町で新築住宅のプロジェクトが始まります。2020年の6月頃に問い合わせがあり、問い合わせがあった時にちょうど柏の家2(回遊する家)のオープンハウスを開催する予定でしたので、柏の家2(回遊する家)を竣工前でしたが見学していただきました。そのあと、今度は私が茨城の敷地に伺い、要望などをお聞きし、実際に進めさせていただくか検討していただくということで、返事待ちをしておりました。

その後、連絡があったのは2021年9月。建主の方は代々引き継いで来られた敷地で、その敷地の整理に時間がかかってしまいましたが、ようやく整理ができたということで連絡をいただき、改めて敷地に伺いました。
この納屋が建っている場所が今回の計画地で、最初に伺ったときはこの納屋の道路側にも木が鬱蒼としていましたが、その木などは伐採。母屋はこの納屋の裏側にあり、計画するのは敷地内の離れのような新築住宅です。

土地は道路から少し上がった場所にあり、高低差があります。敷地を横から見ると伐採した切り株が何本もあるのがわかるかと思います。ただ、納屋の隣に大きな木は大切な木ということで伐採はせず残されました。最初に敷地を見に行った時も大きな木を見て土地の時間を感じることができ、この木を大切にしながら計画したいと考えていたので残っていて良かったなと思いました。
この納屋は解体するのですが、この納屋で使われている木材を新しい家で再活用できるのであれば使って欲しいと建主の方から提案があり、私も単に壊してしまうだけというのは引っ掛かる部分があったので、建主からそのように提案していただきとっても嬉しかったです。おそらく既存の木材を活用するというのは大変なことになるだろうと思っていますが、建主の方から
「もうぼろぼろですがずっと建っていたし、2011年の震災を乗り越えてくれたので大切にしたい」
と言ってもらえ、構造事務所にその気持ちを伝えて相談したところ、構造家も
「過去をうけ未来をつくることは、自分の活動の軸にしたいことの一つです。」
と言ってもらえたので、過去を未来につなぐこのプロジェクトはとっても楽しみなプロジェクトです。
今回一緒に仕事をさせていただく構造家の方は、名古屋の家1でお世話になった名和さんです。
「広い空間を作る蕪束(かぶらづか)〜名古屋の家1(対峙しない家) Project Vol.12〜」
茨城県での初のプロジェクト
茨城県は広く、敷地周辺は田んぼが広がる景色がいい場所です。弊社の事務所がある松戸周辺の雰囲気とは違いますし、茨城県でのお仕事は初めてのなので、新鮮な気持ちです。

サブタイトルは「田園をのぞむ家」
ブログやメディアへの露出を協力していただけるプロジェクトにはサブタイトルをつけるようにしており、このサブタイトルはプロジェクトのコンセプトを表すようなことをサブタイトルとして表現しています。
今回のサブタイトルは「田園をのぞむ家」としました。
今回の敷地から見えるのは一面田んぼで、田んぼに水を張った時は湖面のようになり、収穫前は黄金色の絨毯のような美しい景色になるそうです。この田んぼを新しい家から「望む(見る)」ような家にしたいのと、納屋の木材を再活用しハードも過去から未来につなげ、この田んぼの景色も過去から未来までつなぐことを「望む(願う)」ことを思ってこの敷地と向き合いたいと思ったので、ダブルミーニングとして「田園をのぞむ家」をサブタイトルにしました。
Blogでは載せきれない写真をSNSにのせています
大畠個人のInstagramでは、Blogに載せきれない写真を随時アップしているので、こちらも是非覗いてみてください。
Instagram:@ryoji.ohata
Facebookをやっている方はこちらから
Facebook:@大畠稜司
Twitterをやっている方はこちらから
Twitter:@RyojiOhata
Linkedlnをやっている方はこちらから
Linkedln:@Ryoji Ohata
弊社設計事務所のInstagramでも、現場や今までの事例などをアップしているので、こちらも是非。
Instagram:@ryojiohataarchitect_official
Facebookをやっている方はこちらから
Facebookではリンクが貼れるので、オープンハウスやイベント情報を載せることが多いです。
Facebbok:@大畠稜司建築設計事務所
Twitterをやっている方はこちらから
Twitter:@RyojiOhataAAA
是非、個人も設計事務所のアカウントもフォロー、いいねをしていただいて、情報をシェアしてください。
よろしくお願い致します。